アメリカンパワーを感じさせる
大がかりにカスタマイズが目白押し
12月10〜11日にポートメッセなごやで開催された「クロスファイブ」。ドレスアップコンテストには、約200台のアメリカンカスタムカーがエントリー。
さすがアメリカンと思ってしまうほど、大がかりなカスタマイズを施しているクルマが多かったのが印象的だった。
そのなかでも強烈なカスタマイズをしているのが、このハマーH2とシボレーインパラの2台。このてのショー用に作ったクルマかと思いきや日常の足としても使っているという。
大柄な純正エンジンのまま
30インチホイール装着に挑む
そもそもSUVのなかでも背の高いハマーH2をエアサスでここまで車高短にする発想自体がすごい。
30インチホイールを誰よりも早く2008年に履かせたそうだ。
一般的に、30インチという超大径ホイールを装着するにはエンジンルームまで手を加えるだけでなく、ハマーH2ではコンパクトなLS1型V8エンジンを載せ替えることが多いそうだ。しかし、このクルマはノーマルの大柄なV8エンジンで30インチホイール装着に挑み、見事に実現。ストックのエンジンを搭載したままで30インチホイールを装着している例はないという。
外観に関しては、スーサイドドア(観音開き)に目を奪われがちになるが、実際はノーマルなのはルーフくらいで、そのほかの部分はすべて手が入っている。さらに驚きなのがシート。アルミ製でそこにスポンジでクッションを付けている。とはいえ、アルミ部分もあるので、これはショーカーとして日常使いはしていないと思っていた。
ところが「走れないクルマは、ドレスアップカーではない」というオーナーの言葉通り、このイベントにも自走で来たそうだ。
走る・止まるを現代仕様に
日常的に使えるクルマだ
2012年の東京オートサロンで話題を呼んだハイパークローム塗装を施したシボレーインパラ。3Dジャックポットフラッシュペイントという、まるで彫刻のようなボディとなっているのが特徴だ。
これほど手の込んだ作り込みがされているから、イベント以外で動かすことはないと思っていた。
ところが、ちゃんと車検を取得して普通に使っているという。
そもそも、このクルマでドレスアップすることになったのは、1951年式というところにあるそうだ。
じつは、このシボレーインパラはオーナーの父親と同い年。親子でインパラ好きだったこともあって購入したそうだ。
もともとコンディションは良好だったようだが、きちんと走れるようにとエンジンなどパワートレインは汎用の5.7リットルOHVエンジンと3速ATに換装している。さらにブレーキは、ホッドロッド用として市販されているウィルートを採用。きちんと走れて止まれるクルマにすることで、街乗りを楽にそして安全にしたそうだ。
このようなメンテナンスというかパワーユニットの換装もあって、日常的に使えるとうにしているそうだ。
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