営業車ベースのバンが大変身!
ESB流マジックでスタイリッシュに
36系スズキ・アルトをカスタムするうえで、大いなる可能性はバンにあるかもしれない。先行イメージとして、アルトワークスやターボRSに目が行きがちだが、70万円を切る新車価格は魅力的だ。
あと数年もすれば、営業車として使われていたような、いい意味で格安中古車が市場に出まわるのは想像に容易い。
「ホイールのPRやエアロ制作のためにアルトバンを買ったんです。車高を落とし、ウチの鉄チンホイールを履いて、エアロを付けたら想像以上にカッコよくなってしまいました。徐々にバンの良さも分かってきたので、しばらくはこのまま乗ろうかと思っています(笑)」。
と話すのはESB代表の梶谷氏。
とはいえ、「所詮は4ナンバーの貨物車でしょ!?」と思ったら大マチガイ。事実、バンベースのデモカーを目の前にすると印象は変わるはずだ。純正然のアルトワークスやターボRSと見た目の勝負をしてもまったく引けをとらないか、それ以上にレーシーな香りがプンプンなのである。
「軽カーだから思い切ってやりたいことがヤレるんですよ」とはESB梶谷代表。
ゆえに“高級”とか“高価”ではない、誰でも気軽に遊べる空気感を大事にする。
バンをベースにターボグレードに挑むカンジ。それが「ESB CUSTOM」。
車高をしっかりと落とすことで、バンベースとは思えないほど迫力のあるスタイリングが出来上がる。これなら、バンでも目立つこと間違いない。
[エクステリアはレーシーに演出]
フロントバンパー下部にはチンスポ風デザインのフロントスポイラー(NAVICエディション)を装着。純正地上高から30mmダウンとなる絶妙なサイズ感だ。
純正バンパーのラジエター開口部を利用してつけるフロントエアダクト(RMシリーズ)。ビス止めデザインが採用され、一気にスパルタンさが強調される。
ボンネットはCLS RMシリーズのレーシングボンネットに変更。バッドフェイスをつくり出すとともに、天面には冷却効果を高めるダクトが与えられる。
ルーフのトップエンドには、リアスポイラー(RMシリーズ)を装着して、躍動感あるシルエットを創造。跳ね上げられたウイングは存在感たっぷりだ。
リアにはステンレスパイプ切りっぱなしのワンオフマフラーを装着。これまたステンレス製のエキマニと合わせて、爽快なサウンドを奏でる。
シンプルなデザインではあるが、フロントリップとの調和をはかるサイドステップ(NAVICエディション)を装着。
リアには純正バンパーの両コーナー下部に装着するセパレートタイプのリアマッドガード(NAVICエディション)をフィッティングしてワイド感を演出した。
[インテリアも硬派かつシンプルに]
室内には、フルバケットシートを運転席&助手席に2座おごる。エクステリアのレーシーな佇まいに合わせ、硬派な空間とした。
【HA36アルトのシャコタンはこうやって、つくる!!】
15インチのオリジナルホイール“TC01”とともに、計算され尽くした台形フォルムをつくりあげたESBの36系アルト。ESBは足まわりのセッティングをパルテックに依頼。どれだけロワードさせ、キャンバーは何度にするかなどアルトを俯瞰的に見てトータルで仕上げた。
デモカーの足まわりは、FEELの車高調キット、そして前述したパルテック製のフロントロアアームとリアの可変マルチアクスルをインストールしている。
「エアロの効果はモチロンのこと、リアのクオーター周辺のボディとキャンバーとで一直線の台形になってるカンジをぜひ見てほしいです」と梶谷氏。
手軽なESBパーツとローダウンでこのフォルムが手に入ることを知っていただけただろうか。
SPEC for CLS RM AERO KIT
フロントスポイラー(NAVICエディション) ¥30,240
サイドステップ(NAVICエディション) ¥43,200
リアマッドガード(NAVICエディション) ¥27,000
リアウイング(RMシリーズ) ¥34,560
フロントエアダクト(RMシリーズ) ¥8,640
レーシングボンネット(RMシリーズ) ¥64,584
ホイール CLS TC01(F15×7+15 R15×7+25) ¥15,120
イーエスビー TEL072-369-7080
http://www.esb-style.com