小島元洋サン
黒で引き締めたくなるところを、あえて青銅を選択。ホワイトボディに一際際立つブロンズカラー。このカラーチョイスが入魂の仕上がりに結びついた。こうして見事に2014年度、スタコンファイナリストの7番手に選出されたのが、小島サンのVWパサートCCだ。
ブロンズへのこだわり、その徹底ぶりは凄まじい。ミラー付け根部分やドアモール、サイドモールからリアモールへ。リアテール、リアエンドのマフラー部分とルーフスポイラー、VWマークも絶妙で、繊細な香りを漂わすカラーリングで統一されている。さらに、ワンオフのルーフスポイラーはダックテールのエンドを強調し、ちょい足しのように見えるが、実に計算された創り込みとなっている。
マフラーエンドもワンオフ。現行マジェスタのテールエンドをビルトイン。しかし、まったく違和感がない。ディフューザー部分とフロントリップはブラックでシメているのも、巧みなのだ。小島流儀の色遊びはとてつもなくファッショナブル。