今が旬の後期型より新しいムードが漂う
独自の解釈で具現化した次期型スタイル
昨年完成させたスパルタンなフォルムをベースに、次世代を予感させる加工をプラスした最新仕様。最大の見どころはヘッドライト。加工しなくても洗練されたビジュアル故に手を加える人は少ないが、次期型LSをイメージさせる顔つきを作る上で外せなかった。レクサスの象徴であるL字型のスモールはそのままに、丸型3連プロ眼を外してレクサスNXの角目3灯をインストール。
「次期LSのイメージ画像も角目3灯で、このカタチが今後のレクサスのスタンダードになると思いました。加工はかなり大変でしたけどね」。
光源となる小さなLEDチップを打ち替え、光軸も自身の目で何度も微調整。もちろんインナーも作り直し、純正らしさを出すためにスカッフプレートを加工した光るレクサスロゴも仕込んだ。苦労の甲斐もあり、完成度の高さには自信がある。
「バンパーの形状を何回も作り直すより、ライトを変えた方がインパクトが大きい。LSが持つ高級感を崩すことなく、後期のライトよりも新しく見せることができました」。
全て自分でデザインを考えた、ワンオフのエアロも要チェック。
今回はフロントバンパーが進化している。ウォッシャータンクを外してまで奥行きを稼いだ左右の開口には、ワンオフの丸フォグを追加。以前のフォグレス仕様も味があったが、今回のリメイクで表情がより豊かになった。
さらにリップの造形も見直す。両端を立ち上げたガンメタ部分、角にエッジを持たせて攻撃的に仕上げたシルバーのフラップはそれぞれ別体式。質感の高さで他と違いを出した。