「僕が選んで買ったクルマだから、
本来のカタチを崩すのはあり得ない」
手数を抑えて純正然とした佇まいのクルマ、加工してはいるが「やっている感」を主張し過ぎないクルマ。どちらもシンプルな仕様に見受けられるアプローチだが、この200系(トヨタ・マジェスタ)はどちらかといえば後者。エアロはボディとの一体感が気に入った、ブレーン・プレミアムスポーツ。極力本来のカタチを崩さず、さり気ないアレンジで差別化を図る演出が心憎い。その真骨頂が、現行LS純正のLEDフォグ。しかもフォグだけでなく、内側のフィンも移植。開口部は手を加えず、フィンを削って幅を調整して埋め込むことで、ブレーンの良さを崩すことなく個性をプラス。
「LS純正バンパーのフォグ周りを切り取って、時間をかけて位置決めしました。アールを合わせるために外側にセットし、上のフチも延長してバランスを取っています」。
純正フォグとバンパーだけで軽く10万円を超えてしまったが、理想を具現化するために妥協はしない。
ホイールはレイズのグラムライツ57エクストリーム。あえてスポーティなスポークで「外し」に出る。
「高級感の中に、走りのテイストを加えたら面白いと思いました。個性が強いデザインなのでホイールが浮いて見えないように、色は渋いマットグラファイトを選びました」。
このグラムライツの他、エグゼキューターCV02Sも持っており、その日の気分に合わせて履き替える。また、最近ブレーン・X10のフロントハーフも購入。今後は手持ちの純正バンパーに装着して、たまにフルバンと付け替える考えもある。着せ替え感覚でドレスアップを楽しむ姿に、大人の余裕を感じさせる。
<TEXT:VIP STYLE編集部>