「愛情を込めて接していれば、
その想いがクルマにも伝わると思う」
そして太田18クラウンのトレードマークである、ワンオフブリスターにも注目。フロントは現行86をイメージして大きく盛り上げ、リアは新型アテンザを意識して風になびくような流れるラインを作る。
「86とアテンザのカタログを手に入れて、それを見比べながら前後のバランスを考えて作りました」。
出幅は割と大きいにも関わらずシンプルに見えるのは、リアのドアノブと給油口をフェンダーとツラにして自然に仕上げているから。もうひとつは、ダクトを開けないこと。前後のフェンダーはコの字型の落とし込みを入れたが、あくまで穴は開けずに奥行きで魅せるのが狙い。
「ダクトを入れると他のクルマと被るし、『シンプル』というテーマからかけ離れてしまう。これからもダクトを入れる考えはないです」。
この仕様を完成させてから細部をわずかに変えた程度で、大幅なリメイクはしていない。なぜならこの仕様が大好きで、一番カッコイイと思っているから。愛情を込めて作り上げた18クラウンは、オーナーにとって「家族同然」と考えている。
「クルマには魂があると思う。大切にしていたら、必ず僕の想いに応えてくれる。だから今後も家族(クラウン)を大事にしたいです」。
<TEXT:VIP STYLE編集部>
<関連ページ>
VIP STYLE表紙車特集(http://www.webcartop.jp/newcar-project/vip-style-serial-project/vip-cover-car)