ド派手ではなく、オシャレでありたい
ずっと乗り続けられるエレガントVIP
まずは外装から見てみよう。エアロはスポーティな雰囲気が漂っているが、スーパーカーというよりは欧州チューナーテイスト。エレガントなムードを演出する上での核となっている。フロントはオーナーが「絶対自分のシーマに似合う」と即決した、ロリンザーW221ベンツ後期用。FRPの後期風バンパーとニコイチしている。ロリンザーが持つ造形はあまり変えず、デイライト上のプレスラインもしっかり再現。
「あのラインがないとのっぺりしてしまい、ロリンザーのカッコ良さを発揮できないと思いました」。
両脇にボンネット用を加工した汎用ダクトを埋め、その下にワンオフのプロテクターを付けてボリュームを補整。サイドはインパル+ヴァルド200ハイエース用。下部の張り出しが、フェンダーダクトの別体パネルと繋がるアレンジが斬新だ。
「サイドビューが以前よりシャープになり、やって大正解でした」。
リアは後期風バンパーに社外ハーフを足し、さらにアーティシャンスピリッツのアルファード用ディ
フューザーを合体させた3コイチ。
「アーティシャンのディフューザーは薄くて幅が広いので、リア周りが重たくならないと思いました」。
そして昨年はオーバーフェンダーを製作。これまで純正を貫いてきたのは、フェンダーを触るとハデになるという先入観があったから。
「しかし今回は、フェンダーを出してもオシャレなクルマが作れることをアピールしたかった。ボディラインが崩れないように、滑らかに膨らませたのがこだわりです」。