ワイド&ロー、それでいてシンプル
自分の信念を曲げずに高みを目指す
昔から過激なワザは避け、キレイ目にイジっていた33グロ。それでも歳を重ねるごとに好みも少しずつ変わっていき、よりシンプルなスタイリングを求めるようになった。
「後付け感のあるパーツを外したり、カタチを修正したり、その都度バランスを考えて煮詰め直しています」。
まず最新作のフロントバンパーは、エイムゲインとKブレイク34セドグロ用のニコイチ。オーナーにとって、Kブレイクは王道仕様を作る上で欠かせないパーツメーカーだ。
「Kブレイクは僕がセダンに乗り始めた時からすでに人気で、その頃多く見かけたのがコンプリートのエアロ。当時の雰囲気を再現したくて、コンプリートを選びました」。
ちなみに以前のバンパーは、同社のVラグ32セドグロ用をニコイチしたもの。こちらの方がシンプルだが、33グロに乗り始めた頃の時代背景を優先した。好みに合わせて付け替えできるように、そのVラグニコイチバンパーは今も持っている。
また純正意識で滑らかに膨らませたオバフェンでワイド感を与え、緊迫感漂う四輪ツラで疾走する迫力の足元メイクは小林33グロのトレードマーク。今回は自慢のツラやキャンバーを極力変えず、ホイールをパナスポーツG7に変更。ひと昔前にセダン界で注目を集めた逸品だ。
「鍛造で高価だから、履いている人が少ない。この仕様に履かせたら、絶対にカッコいいと思いました」。