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二人の匠とオーナーの想いで作り上げた16アリスト

VIP系の世界で確かなセンスを持つ、近藤連合の近藤サン。ボディワークの美しさに定評のある末次ボディの末次サン。この二人がタッグを組めば、最強の一台が作れることはいうまでもない。
そしてフェラーリに想いを馳せるオーナー、クルマ作りを応援してくれる仲間たちも加わり、今最もホットなトヨタ16型アリストがここに完成した。

みんながいたからこそ作ることができた理想の1台

他の車種のディテールを取り入れて個性を出すというのは、ドレスアップの世界で多く見られる手法だ。しかしモチーフとなるクルマそっくりに仕上げるのではなく、あくまで部分的な造形を用いるのがスタンダードといえよう。
藺草クンの16アリストを見て頂きたい。
エクステリアは獰猛で立体感が際立つエアロをはじめ、ボンネットからブリスター、ドアミラーまですべてにおいて近藤さんの世界観が表現されている。

「スーパーカーと言えばフェラーリやランボルギーニですが、ランボは値段が高くて高嶺の花という存在。フェラーリの方が街中で目にする機会が多く、身近に感じました」。

しかも攻撃的で尖ったフォルムを持つランボに対し、フェラーリはしなやかなスタイリングのクルマが多い。丸みのある16アリストには、フェラーリの魅力がこの上なくハマると感じたのだ。
「言うは易し、行うは難し」という言葉があるように、イメージを寸分の狂いなくカタチにするのは非常に難しい。
そこで近藤連合の近藤サン、そして末次ボディの末次サンにクルマ作りを依頼した。
この二人といえば近藤連合の18型クラウン、佐竹クンの21型セルシオと、記憶に残るモンスターマシンを作り上げたことで知られる。研ぎ澄まされたプロデュース力と高い板金技術が融合すれば、16アリストは絶対にカッコ良くなる。その2台を間近で見てきたからこそ、そう確信した。

近藤×末次の最強タッグが再び作り上げた16アリスト

外装は全体的なイメージ車種のターゲットをどれか1車種に絞ることはしない。様々なモデルから気に入ったディテールを拝借して、各車種の味をバランス良くミックス+アレンジ。1車種限定にすればバランスをとるのは容易なのだが、

「好きな造形もあれば、多少なりとも好みではない部分がある。自分が求めていたカタチであることが前提ですが、それが16系(アリスト)に合うかしっかり考えてセレクトしました」。
もちろん、イメージをそのままコピーするのではなく、16系アリストのフォルムに馴染ませるべく細部のデザインを修正。この辺りは、近藤サンのセンスに大いに助けられた部分である。

「近藤サンの凄いところは、考え方がミリ単位。説明もアバウトではなく、『ここは5ミリ太くした方がいい』など明確に伝えてくれるのが嬉しかった。本当に感謝しています」。さらに「リヤからフロントに流れるラインは、本当にキレイです。末次サンに作ってもらって良かったです」。

「ぜひ生で、この凄さとカッコ良さを見て欲しい」

あくまでもベースはセダンだからドアを埋めることはしなかったが、リヤのドアノブはスムージングしてスーパーカーのようにクーペの雰囲気を表現。さらに佐竹21セルシオに続く、斬新なCピラーメイクも必見だ。リヤドアの小窓とピラーに覆い被さる鉄板製のサイドルーバーで、2ドアクーペのようなイメージを与えた。

「これは誰もやっていないという自信があります。良い悪いは別にして、自分のクルマを覚えてもらう重要なアイテムだと思っています」。

そしてひと足先にエルティードで仕上げた内装は、やはりスーパーカー意識でスポーティかつ華やかに。外装とのギャップは狙わず、こういうクルマが売られていても何ら違和感がないようなムードを作った。

「信頼を寄せているMA YUMIサンに託した甲斐がありました」。

他にも伝えたい点があるが、あとはイベントで実車を見て欲しい。

「一度生で見て頂いたら、このクルマの凄さが分かると思います」。

エンボス加工で製作ショップ名をアピール

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