ノーマルと同じ3.8リットルエンジンで
950psを発揮するモンスター
「TMワークス」は、日産R35GT-Rでのゼロヨン日本最速記録”9秒478”のレコードホルダーとなったマシンとR33型スカイラインGT-Rのドラッグ仕様の2台を展示した。
じつは、2月に兵庫県セントラルサーキットで行われるトラスト ゼロヨン大会では、9秒2を狙っている最新最強スペックだ。
R35GT-Rは、MY08(2008年式)のECUチューニングをするクルマが多い中、TMワークスの強みはMY11(2011年式)の1.5MBのコンピュータをチューニングできることだ。
MY11のコンピュータをいち早く攻略し、ローンチコントロールや点火時期を煮詰めてきたことが、好タイムにつながっているとのこと。
エンジンの排気量は、ノーマルのVR38DETT型と同じ3.8リットル。だが、HKS製の鍛造ピストンやコンロッド、カムシャフトキットを搭載。燃料をシリンダーに供給するインジェクターは、HKS製サージタンクによって12本に増やされている(ノーマルは6本)。現在は最高出力950psになっている。
2016年の目標は、この日産R35GT-Rで、ゼロヨン9秒フラットを記録すること。噂のHKSのGT1000+タービン(現仕様はGT1000タービンキット)が登場すれば、1200psも見えてくるので、どこまでタイムが縮まるか?? これからが楽しみな一台だ。
もう一台、同じく1000psのドラッグ仕様のスカイラインR33型スカイラインGT-Rも展示されていたが、こちらはなんとforセール! 価格は1000万円。
ミッションも1500ps対応の新型のシーケンシャル=OS88を積んでいて、ゼロヨンのタイムも9秒5という実績がある。
搭載するRB26DETTは、HKSの87Φ鍛造ピストン&H断面コンロッド、Vカムを採用。F-CON V Proで制御する。ブースト圧は2kg/cm2で1000ps/7130rpm、100kgf/6100rpmを発揮するモンスターだ。
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