【Kスタイル】
WAGON R/ワゴンR・松村直紀サン
じつは2012年6月号のカバーカーを飾った松村さんのワゴンRは翌年早々、不慮の事故で廃車になってしまった。ところが、その姿を不憫に思った制作ショップの社長が、たまたま同じ型式だった奥様のワゴンRを彼に譲り渡したのを機に、意を決してリメイクを開始したのである。
そして2015年10月25日、軽自動車ドレスアップの祭典「キングオブKカー」で復活。見事アワードを手にしたという、何ともドラマチックなストーリーを持つ。
注目のポイントは、ユーロテイストに高級感を加えた外観。「やり方によっては失敗しかねない」シルバーをあえてボディカラーとして選び、彼が目指したスパルタンな雰囲気を獲得。
無傷だった室内は、事故で失った前の愛車から今のクルマにごっそり受け継いだ。純白約9割、青1割の配色はもちろん、張り替え時に採用したステッチパターンは今なお斬新だ。
ZEST SPORTS/ゼスト スポーツ・小林愛サン
「オートメッセweb」ブースで紅一点となる、小林愛サン(山梨県)のゼストスポーツ。彼女は人と同じが大嫌い。選んだベース車からして既にそれは伺えるのだが、ドレスアップでそれが顕著に表れている箇所といえば、ずばりフェンダーラインとオーディオだろう。
そのフェンダーだが、彼女のように加工しているクルマは全国にもいるが、この出し方が何とも個性的。高い位置から丸く膨らませ、バンパーの裾にかけて大胆に絞り込む。タイヤの太さを強調すると同時に、四角いゼストを丸く見せるこの意匠は「VWゴルフのフェンダーを意識した」もの。
オリジナルのソリッドボディとの相性もよく、コンセプトとなる「とぅるんとぅるんのメタボボディ」を体現。いっぽうのオーディオは2列目シートを潔く取っ払い、ファイバーワークで有機的な造形。ユニット類はキッカーで統一している。
(レポート:Kスタイル編集部)
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