キャンディーパープルに染め直したセルシオ
大阪市のインテックス大阪で2月12〜14日に開催されている「大阪オートメッセ2016」。
6A号館Auto Messe webブースでVIPスタイルの表紙を飾った栃木県の小野寺クンの31セルシオを展示している。
この仕様が完成したのは、第11回東西王座決勝戦の3日前。内容はオールペン、フェンダー、内装、トランク、ヘッドライト…etc。エアロの造形こそ大きくは変えていないが(それでも加工はしている)、完全なフルリメイクといっていい内容だった。
実をいえば、前回のメタリックゴールドに塗った時から、すでにパープルに全塗装することは決めていた。だったら最初からパープルでいいじゃないの? と思ってしまうが、
「その前がグレーだったし、暗い色が続くとインパクトが出せない。だからあえてゴールドを挟んだんです」という、いわば演出だったわけだ。
ともあれ、満を持してキャンディパープルに染め、Sクラス風だったフェンダーもブリスター+オバフェンに作り替え、外装のディテールも煮詰めた。さらに後ほど紹介するが、内装は真っ白に張り替え直し、トランクも新たに製作。まさに小野寺31セルシオは生まれ変わった。
そして臨んだ東西王座決勝戦、2015年11月8日は、1日通してあいにくの雨模様。それでも、ドアもトランクもフルオープンにして、最新仕様をギャラリーたちに見せつけた。真っ白なインテリアが汚れることも、オーディオ機器が故障するリスクもいとわず、ただ勝つことだけを考えて。
そして念願のセダンチャンピオン!
「東西王座は自分がイジり始めた頃から憧れ続けてきたタイトル。ずっと、どうしても欲しかった」。
2015年の目標は、ずばりこれだった。そして念願のセダンチャンピオンに輝く。
小野寺クンは、展示されているこの仕様で、見事に夢を実現したのである。
その心意気は実車を見れば、きっと納得できるはずだ。
<VIPスタイル編集部>
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