ニスモ/ロリータ レンピカ/オーテックと
「剛・柔・極」と異なる3つの個性を表現
「日産」は、2月12〜14日に開催されている大阪オートメッセ2016の6A号館にブースを出展。ニスモ、ロリータレンピカ、オーテックジャパンの3ブランドを展開する。
NISMO
ニスモゾーンには、「GT-R NISMO・Nアタックパッケージ」と「セレナNISMOパフォーマンスパッケージ」、「エクストレイルNISMO」の3台のスポーティ仕様を展示。
GT-Rはドイツ・ニュルブルクリンクで7分08秒679のラップタイムを記録した仕様だ。すでにGT-R NISMOの受注は終了しているが、インタークーラーパイピング/L.S.D./サスペンション(オーリンズ製)/ブレーキパッドのほか、カーボン製フロントフェンダー、リップ、リヤウイングなどのNアタックパッケージ専用パーツの販売は続けられているそうだ。ただし、これらNアタックパッケージのパーツは、残念ながらGT-R NISMOのみへの販売となっているため、通常のGT-Rへの装着はできない。
そんなNISMOのノウハウは、GT-Rだけでなく「NISMOパフォーマンスパッケージ」としてミニバンのセレナやSUVのエクストレイルへの展開を広めている。
セレナNISMOパフォーマンスパッケージは、専用エアロやマフラー、サスペンションを装着。ミニバンとはいえども走る楽しさを実現。すでに市販化されているが、多くのミニバンユーザーから注目されている一台となっている。
エクストレイルは参考出品車。他モデルと同様にエアロパーツと足まわり、ホイールをNISMOパーツに変更。今後は、さまざまな車種にスポーティなNISMOパフォーマンスパッケージの展開が広まっていくかもしれない。
Lolita Lempicka
そんな走りに特化したニスモとは対照的なのが「MARCH+ Lolita Lempicka Concept」と「JUKE+ Lolita Lempicka Concept」だ。
「Lolita Lempicka(ロリータ レンピカ)」とはフランスのファッションブランドで、すでにヨーロッパではマイクラ(日本名マーチ)でコラボレーションしたモデルを出しているそうだ。
今回展示する2台は、レザートップやあえてバンパー下部をブラックのままにして、ダイヤステッチの内装を採用するなど、ファッショナブルな出で立ち。ただ、まだコンセプトモデルで市販化は未定とのことだ。
オーテックジャパン
オーテックといえば、ライダーを代表とする個性的なフォルムが特徴のブランド。今回は両極な個性を放つ2台のデイズを展示している。レトロでモダンなボレロとスタイリッシュなライダー。参考出品となる新作ホイールやメッキミラーなど、さりげなく新たなる個性を見せているのが興味深い。
このように日産ブースは、「剛・柔・極」と異なる個性を持ったカスタムカーを提案しているのだ。