ナイトシーン復活へ向けて電飾を大修理
「一番星号」の特徴といえば「デコトラ」という言葉を世に広めるキッカケになった電飾だろう。それだけに今回の復活劇において、一番星号の電飾を再び灯すことは大きな課題であった。だが、それは作業的な難所でもあった。
電飾の手直しを行ったのは滋賀県の「DKオリジナル」(代表・生駒雅巳氏)である。ここは電飾作業を得意とするところだが、そのDKオリジナルをもってしても、一番星号の電飾は大変な作業だったという。
ちなみに、一番星号の電飾だが、映画を見る限り誰もがヘッドライトなどと同様に、トラックのバッテリーから電気を取っていると思うだろう。
ところが、実際は箱(荷台)のなかにガソリン発電機を積み、そこで作る100V電気で電飾を点灯させていたのだ。
その理由は定かでないが、当時のトラックの電装品であれだけの電力を安定して供給するのは難しいと思われる。「一番星号」は劇中車であったと考えれば発電機搭載は当たり前のことと言えるかもしれない。