電飾の電球を磨き、配線1本1本交換する
電源はガソリン発電機から取ることに変更はなく、今回の手直しでは長年交換されていなかった電飾パーツの交換が主な作業である。まず電球だが、切れているものは当然交換し、使えるものはきれいに磨いて再利用する。
つぎにソケット。ここは台座ごと新調することになった。
しかし、トラック用品の市販ソケットでは発電機の100V電流に対して容量面で不安がある。そこでで、すべてのソケット配線を太いものに交換するという気の遠くなるような作業を行ったのだ。
さらに電飾の点灯パターンを作り出すリレー回路も製作したのだが、点灯パターンの設定データなどは残っていない。映画を見直しながら点き方を調べていったという。このこだわりには脱帽である。
リアの箱(荷台)における電飾点灯パターンを再現するためにまずは模型を製作。模型はLEDを使っているが数は実写に合わせたという。新たに揃えたソケットは台座がシルバーだが、劇中ではここが黒なのですべて黒で塗り直している。
この作業中に菅原文太さんの訃報が報道された。そのためTV局も一番星号の取材にきていた。