大径ホイールをフェンダーに収める着地フォルム
カスタムカーショーなどでは極限までローダウンされたクルマが多数展示されるが、このハイエースはその代表的な例。製作したのは大阪にある「DRスタイル」。
ここはトリニティというメーカーのハイドロサスペンション(油圧で車高を可変させられるサスシステム)のフィッティング&メンテナンスを行えるところとしてメーカーから認められているショップだ。
そのトリニティ製のハイドロシステムを組み込んで、停車時は車体が路面に接地するほど車高を落とすことができる。だが、いくらハイドロシステムといっても普通に組み込んだままでは、写真のハイエースのような低い車高にはならない。
とくにタイヤサイズを大きくしている場合は、車高を落とすことインナーフェンダーにタイヤが当たってしまう。
そこで「DRスタイル」は、フェンダーを大幅に加工して、車高を最大に下げてもタイヤがフェンダー内に収まるように加工を施。後輪に至ってはホーシングと呼ばれる車軸の取り付け位置を室内に食い込むように移動することで、リアの下がり幅を稼いでいる。
このような作りながら飾るためのクルマではなく、しっかりと走ることができるように作り込まれているのもこのクルマの特徴だ。
そんな大がかりなカスタムが施されているのだが、外観はシンプルな作りに収めてあるのが渋いところ。
内装に関しても装飾品は少ないが、運転席と助手席を世界的にも人気の高い、日本のスポーツシートメーカー ブリッド製に変更。こうした要所を抑えた作り込みから趣味のよさやこだわりの強さが伝わってくるクルマである。
DRスタイル TEL0725-44-9355 https://www.facebook.com/dr.style.jp/
(レポート:ハイエーススタイル編集部)
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