緑整備センターがメガーヌの運動性能を高める
オリジナルサイズの軽量ホイールをリリース
神奈川県の老舗チューニングショップ「緑整備センター」が、ルノー・メガーヌR.S.のパーツ開発をスタート。純正の235/40R18タイヤに最適なサイズと軽量化を実現したBBS製ホイールとサーキットスペックのレイズ製TE37SLをリリースした。
緑整備センターといえば、日産車を得意とするチューニングショップとして有名だが、日産とアライアンス関係にあるルノーも手掛けることになった。
その第1弾となるのが「メガーヌR.S.」で、オリジナルのサスペンションや排気系パーツに変更したデモカーは、某誌の筑波サーキット・タイムアタックで1分5秒347を記録。メガーヌR.S.のトップモデルトロフィーRの1分6秒21を上まわるタイムを叩き出したのである。
これまで数々の実績を持つチューナーは、たとえ新しいチャレンジでもしっかりと結果を出してくると感じさせられるところだ。
そのような緑整備センターのオリジナルBBS製ホイールのサイズは8.5J×18。純正の8.25J×18より0.25J幅広。
「純正の235/40R18タイヤには8.25Jでは細くて十分な走安性は確保できていない。このタイヤサイズに最適なリム幅は8.5J」と緑整備センターの内永代表はいう。
ところが、メガーヌに合うインセットのホイールは、どこのメーカーにも設定されていなかった。そのような理由もあり、緑整備センターはBBSにメガーヌR.S.に最適な「8.5J×18 インセット63mm」というサイズのホイールを鍛造ワンピースの「RF」で製作依頼したわけである。
純正ホイールより1本当たり3.66kg軽量
BBSというメーカーを選んだのには、信頼のブランドであることと同時に鍛造構造による軽量化を手に入れることができるからでもある。
純正ホイールは8.25Jで11.65kg。それに対してBBS製は8.5Jとリム幅が広いにもかかわらず、7.99kgと3.66kgも軽量に仕上がっている。
純正ホイールよりBBS製ホイールが1本当たり3.66kgの軽いということは、4輪で14.64kgもの軽量化をしたことになる。これほどの軽量化を足まわりで実現したことは、ボディを軽量化する以上に軽快なフットワークを手に入れるなどメリットは大きい。
価格は8万8500円(税別)。
サーキットスペックのレイズ製TE37SL
緑整備センターでは、さらに攻めた仕様としてレイズ製ホイールをラインアップをする。しかも、レイズのスポーツホイールシリーズの中でも、もっとも軽量な鍛造構造の「ボルクレーシングTE37SL」だ。
サーキット走行を前提に、255タイヤを装着するためにサイズは9J×18、インセット56mm。1本当たりの重量は7.8kgとBBS製よりもさらに軽く仕上がっている。
緑整備センターでは、さらにメガーヌR.S.用のオリジナルパーツを積極的に開発を進めている。それらは、この2タイプのホイールのように、ファッション性だけでなく性能を高める実力を与えられているのは間違いない。緑整備センターは、メガーヌR.S.オーナーにとって目を離すことはできない存在となるだろう。
緑整備センター TEL045-933-1101 http://midoriseibi.co.jp/
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