アイドリング中は静かに踏めば美しいサウンドを奏でる
センスブランド「高響美音マエストロサウンド奏」
「センスブランド」といえば、「重低音」のジャンルでは不動の地位を築いているマフラーメーカー。その技術力をもってしても、「美しい高音」の実現には相当な苦労があるという。
「単純に高い音を出すだけならそこまで難しくはないんです。直管マフラーでも音は高くなりますから。でも、大抵の場合、音が割れてしまう。それでは意味がない。こだわりたかったのはあくまでもグッとアクセルを踏み込んだ時にキレイに響き渡る、スーパーカーのようなドライサウンドなんです」とセンスブランド代表の結城サンは語る。
しかも、高音が美しいというだけではない。最も凄いと感じさせるのは、アイドリング時にはとても静かな音でありながら、回転数が上がるにつれて高音が響いてくるという点。
例えば夜間、自宅駐車場に戻る時にはゆっくり愛車を走らせれば、爆音を鳴らすことはない。この二つを両立させるために試行錯誤したサンプルは、とてつもない数になるという。
「極端な話、クロス同調やサイレンサーをどこに置くかだけで音量や音質は全く変わってしまう。そのため何十通りものレイアウトパターンを試し、走行実験も何度も繰り返したけど、満足できない。そんなある時、純正マフラーの構造と、意外にも仏具の鈴(りん:あのチーンとなる鐘のこと)がヒントになることに気付いて、高音を響かせることに成功しました」。
従来のヴェローチェに76φを追加。さらに3本出しとなる“トリプルヴェローチェ”も新たに開発。リアルチタンだけが持つ質感と大迫力を両立した。
センスブランド TEL0467-38-7432 http://www.sensebrand.jp
(レポート:VIPスタイル編集部)
【関連記事】