最大料金は1日1度までとは限らない
ゴールデンウイークの帰省や行楽で、コインパーキングを使う機会が増えるだろう。
料金体系はまちまちだが、ポイントさえ押さえれば駐車料金を節約できる。
駐車料金を気にしないで、ゆっくり遊びたいなら「最大料金あり」を選ぶのは当然のこと。
ところが、この「最大料金」は、コインパーキングによって設定が大きくことなるケースがあるので要注意。安いと思っていたら高額な料金を請求されることもあるのだ。
どちらの駐車場が安い?
帰省で実家に1泊することになった。駐車時間は午後8時から翌朝の午前8時までの12時間
どちらも「最大料金1000円」なのだが、よく見ると写真上の駐車場は「当日」と書かれている。
これは絶対に見落としてはならないポイント。
よくあるコインパーキング・トラップだが、しっかりと「当日24時を越えると通常料金が加算されます」とも看板に表示されている。
つまり写真上の駐車場で午後8時から翌朝8時までの料金は、
午後8時から12時の4時間=240分。100円/40分なので600円。
午前0時から午前8時までの8時間=480分が1200円。
合計1800円となる。
ちなみに一般的な「最大料金」とは、規定時間を超えると通常料金が加算される。
つまり、上の写真のように「最大料金2700円駐車後12時間」というコインパーキングで、12時間を過ぎると通常の30分300円となる。
最大料金はどちらが適用?
8時と20時の切り替え時間をまたいで駐車するといくら? 最大料金は繰り返し適用される?
前述の「当日最大」ではないが、昼間料金が終了する20時や夜間料金が終わる8時を超えた駐車をしたら料金はどうなるのだろうか?
午後の12時に入庫して翌朝の10時までの20時間駐車したとしよう。
12〜20時まで8時間の料金は、昼間だから1600円(30分/100円)。
最大料金が適用されて1000円となるはず。
そして、20時から翌朝8時までの12時間の夜間料金は60分/100円なので1200円となる。
だが、最大料金が適用されれば400円のはずだ。
さらに午前8時から出庫した10時までの2時間は再び昼間の料金となり、この時間帯の料金は400円だ。
答えは、昼間と夜間それぞれの最大料金が適用される。
つまり、昼間1000円+夜間400円+午前8〜10時までの400円=1800円が20時間の駐車料金だ。
24時間の最大料金は同じでも時間単位では差がある!
24時間の最大料金はどちらも1200円。しかし、時間単位の料金に大きな差が…。
計算方法こそ異なるが、最大料金はどちらも1200円。
しかし、時間単位の料金をチェックすると
昼間:40分/200円と60分/200円。
夜間:60分/100円
昼間の料金の違いを10分単位で計算すると50円と33.3円。16.7円もの差があるのだ。
さらに昼間料金はどちらも8時からと同じだが、料金が安くなる夜間時間帯の設定が、方や20時からで、もう一方は22時から。
このようにややこしい料金設定をしているコインパーキングはよくある。
最大料金は、昼間料金の約4〜5時間という設定になっている(都心には2時間で最大料金というケースもある)。
たとえ最大料金の設定があっても、駐車時間が5時間以下のときは、駐車料金をしっかり計算したほうが良いだろう。
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