10インチモニターも当たり前
今や11インチも登場した
いまや純正ナビでも9型が登場する時代。それに負けじと大画面化する社外カーナビゲーションは、遂に11型まで登場!
すでに9インチ以上のモニターが珍しくなりつつある。
そこで現在注目のパナソニック、カロッツェリア、アルパインの大画面モデルを検証する。
大画面ナビに人気集中! 視認性、使い易さと機能満載のナビが目白押しだ。
一般的な2DINナビは本体幅が180mmが基本であるが、トヨタ、ダイハツ、ニッサンは、フェイス面を200mmとするワイド仕様が主流となりつつある。
通常の180mmナビを取り付けるとき、本体両脇に隙間ができるのでスペーサーで塞ぐことになる。コレはちょっと格好悪い。ということで純正ナビ同様、ワイド仕様のナビが出てきた経緯がある。
幅に余裕が生まれたことでスイッチ類が大きくなり操作性が向上。インパネ面との違和感もなくなった。ワイド化はさらに進み、モニターは7型から8型、9型へと拡大。トヨタ純正(T-Connect)も7型ほか、9型をラインアップに加えている。
アルパイン・ビッグXが口火を切った大画面ナビ時代
「アルパイン」は車種別・大画面8型ナビ、ビッグXを2010年に発表。これが、大画面モニター・カーナビゲーションの先駆けともいえるモデルだ。
さらに2014年には10型モニターを搭載したビッグXプレミアムを発表し、アルファード・ヴェルファイア専用、世界初11型ビッグX11が6月に発売と、大画面モニター路線を拡大している。
大画面11型ナビはどうして装着できるの? と不思議に思う人もいるだろう。
じつは、ナビ本体とモニター画面は、センタークラスターと一体化した格好となっている。すなわちナビ本体と共にセンタークラスターまわりのパネルまですべてをチェンジ。
市販ナビというより、まるでメーカーオプションの純正ナビのようで、スタイリッシュな最新鋭ナビに変身するのである。
他社はどうだろう。
「パナソニック」は画期的な大画面ナビ、ストラーダCN-F1Dを5月に発表。
2DIN本体下部からモニターを取り付ける金具が手前にせり出していて、そこに9V型ディスプレイをセットする。モニターがフローティング構造で手前にせり出しているため、10型並みの迫力がある。
なお本体とディスプレイが分割した形となっているため、取り付け車種は162。ダッシュパネルのデザインもあるが、多くの2DINサイズのオーディオスペースがあれば装着できそうだ。
市販ナビとしてブルーレイディスクプレーヤーを内蔵しているところもパナソニックならではの強み。高精細な映像で楽しめる。
「パイオニア」は、5月にカロッツェリア新型サイバーナビを発表。
プラットフォームから刷新したフルモデルチェンジモデルで、7型、8型のラインアップに加えて、待望の10型モニターを初導入。10インチタイプは車種別専用設計で、アルパイン・ビッグX11と同様にセンタークラスターまわりのパネルとのセット販売となる。
現在の設定車種は、アルファード・ヴェルファイア、ヴォクシー、ノア、エスクアイア、ホンダ車では、ステップワゴンと6車種。なお、発売は9月からとなる。
全機種、新しいエンジンを搭載することで圧倒的に処理能力が向上し、かつ複雑な操作も軽やかに。美しく仕上げられた地図と核新のインターフェースで抜群の使い勝手を得られる。