ステアリングのカタチに合わせて革を裁断
一つずつ丁寧に縫い合わせていく
専用治具にステアリングを固定し、新しい本革のフィッティング作業へ。
手際よく、裁断された本革は、ミシンで円形に縫い合わされる。
新しい革を、ステアリングに被せて、皮革用のボンドを塗布。
最後は、ステッチを手縫いで仕上げる。(写真はヨーロピアンステッチ)
これで完成!
実際に作業を目の当たりにすると、レザーの質の良さもさることながら、これは職人技がモノを言う世界だというのがよくわかる。
ちなみに、ステアリングの張り替えは3万円前後。ステッチや使用する革によって価格は異なる。
このクオリティなら、これからあと20年、このステアリングを握れるだろう。
ホンモノって、やっぱりこうして、ホンモノの職人、ホンモノの仕事からしか生まれないってことを、クルマ好きの読者諸兄にも知ってもらいたい……。
ロブソンレザーの張り替え作業を支える、凄腕の女性スタッフの皆さん
ロブソンレザー TEL03-3656-6477 http://www.robson-leather.co.jp/
(レポート:藤田竜太 撮影:増田貴広)
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