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30系アルファード&ヴェルファイアに「10.5Jホイール」に装着する

日産GT-R用10.5J極太ホイールを履かせる
「フェイト」の足まわりセッティング

トヨタ30系アルファード&ヴェルファイアのホイール選択における常識がアップデートされた。
それが20インチホイールではあるが、注目すべき点は径ではなく「幅」である。
徳島のプロショップ「フェイト」が実現したその数値(幅)は、フロントには10J(インセット+38)、リアはなんとGT-R用サイズの10.5J(インセット+20)という極太サイズの導入なのだ。

従来の限界であったフロント9J、リア10Jであったが、フロントは10Jと+1J、リアは10.5Jで+0.5Jの幅広サイズが選択できるようになっている。さらにインセットもより彫りの深いサイズが使えるようになった。ルックスはご覧のとおり、ホイール径もリムの深さもアルファード/ヴェルファイアの大柄なボディとのマッチングが非常にいい。これを見てしまうと、今までの限界と言われていたフロント9J、リア10Jの組み合わせが大人しく思えるかもしれない。

デモカーではリアのみフェンダーのツメ折り加工をしている。ホイールはフロントが10J+38のセルシオ用チューナーサイズ、リアがGT-R用の10.5J+20という極太サイズを履く

このようなチョイスを可能にしたのが徳島県のプロショップ「フェイト」のアルファード/ヴェルファイア専門ブランド「アヴェル」からリリースされたエアサスを中心に、「Tディメンド」の足まわりパーツキットを組み合わせるというものだ。

ローダウンによるキャンバー対策パーツを装着

内容を紹介すると、アルファード&ヴェルファイアは車高を落とすとフロントにキャンバーが付くため、その状態でアライメントが取れるよう、キットにはTディメンド・イージープロのアーム角度補正スペーサー、タイロッドエンド、スタビリンクが用意。
そしてリアは、ここは大幅にキャンバーを付けるために専用のアッパーアームを用意。さらにアーム角度補正スペーサーも装着する。

これらのパーツを組むことにより、走行用の車高でもフロントは4度、リアも5度のキャンバーが付く。そしてイベント参加時などの駐車モードでの全下げ状態ではフロント5度、リア7度までキャンバーは増える。

フェイトのTディメンドのパーツを組んだあと、車高全下げをするとここまでキャンバーが付く。走行状態でフロントが5度、リアが5度。全下げではフロントが5度、リアが7度になる

撮影車はフロントには10J(インセット+38)、リア10.5J(インセット+20)のBBS LMを履くことが前提だったが、この仕様の足まわりに対して少し余裕が残ってしまったようだ。違うサイズのホイールを選べばさらにギリギリのスタイルが実現できるかもしれない。

<撮影車データ>
アヴェルエアサス:Tディメンド・イージープロ・スタビリンク・タイロッド 15㎜スペーサー
アヴェルエアサス Tディメンド・アッパーアーム・イージープロ フェンダーツメ折り
フロント:BBS LM 20×10J+38/ニットーNT555(235/35-20)
リア:BBS LM 20×10.5J+20/ニットーNT555(245/35-20)

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