ABSユニットのオーバーホールは工賃込みで17万円弱!
「Jスクエア」での診断も、ディーラーと同様にABSユニットの不良となった。
Jスクエアの診断機は、どこが不具合なのかが判別できる。診断ソフトはBMW、アウディ、VWといったドイツ車系なら対応できるそうだ。
早速とABSユニットの修理見積もりを作成してもらうと、ユニットを交換ではなく「修理(=オーバーホール)」で脱着工賃なども含めトータルで17万円弱となった。
17万円弱といっても決して安いとはいえない金額ではある。
だが、BMWディーラーでのユニット交換(約35万円)の半分以下の金額で「安全」を買えるのであれば、間違いなく安い。
サンプル車のABSユニットはAte製だったのでユニットの修理費が約11万円だが、BMW・E46型3シリーズやE39型5シリーズのBOSCH製ユニットは約6万円〜。車種(ユニット)によって修理価格はかなり異なっている。
ちなみに「Jスクエア」によるとエラーメッセージのランプが点灯したまま放置し続けると、ユニット本体の不具合が大きくなり修理不能になるケースもあるそうだ。
オーバーホール作業は非公開!しかし7年間の保証付き
作業はABSユニットを取り外して、検査機にかけてオーバーホールとなる。
ユニットを取り外して「Jスクエア」へ郵送してくる修理工場も多い。実際、取材中も宅急便でユニットが送られて来たり、問い合わせの電話が多数はいっていた。
ただし、BMWディーラーでは交換修理のため取り外しは受けてくれない(修理後の保証問題があるため)。
外したABSユニットは、検査機にかけてチェックした後、修理となる。
修理内容については企業秘密ということで取材はできなかったが、故障箇所以外で不具合が出そうな部分は同時に修理をしているそうだ。
ちなみに、修理に関して7年間の保証付きである。