老舗メーカーが本気で作った
3種類の車高調式サスペンション
VIPカーの世界で最も熱いのがトヨタ200系クラウン(先代モデル)。
「テイン」ではアスリート用をすでに発売していたが、ロイヤル用の開発が無事に完了。これにより、今後はどちらのグレードでも、人気のテイン車高調が装着できるようになった。
「改めて時間を共にして、やっぱり、いいクルマだなって。車高を落としても、元々の素質が高いので、目に見えて乗り心地が悪くなるってことがない。見た目の代わり映えも優れていて、ちょっと下げただけでもカッコ良くなる。実は200クラウン乗りのスタッフがいて、19インチをツラツラで履かせて車高短にしているんですけど、見る度にカッコイイなって羨ましく思っています(笑)」とテインの杉山サン。
ラインナップは3種類。それぞれのターゲットが非常に明確で、自分に合うモデルを迷わず選べる。そして、それらは別売りのEDFCシリーズ(車内からダンパーの減衰力を変更できるコントロールユニット)に対応しているのもポイント。
「オススメは自動調整機能付きのアクティブとアクティブプロ。低速時と高速時ではおいしい減衰力って違うんですが、これを装着すると、常に一番快適な減衰力に自動で調整してくれるんですよ。
そして信頼性の高さには絶対の自信があります。ネジがサビで固着して使えなくなる、なんてことはない。こういった車高調の基本的な部分にも、僕たちは強くこだわっています」と杉山サン。
創立30年以上の歴史を誇るサスペンション専門メーカー。そんなテインの車高調を選ぶ意味はこういう信頼も重要なのである。
気持ちのいい走りを存分に楽しみたい人たちへ
MONO SPORT(モノスポーツ)
●減衰力調整16段式 ●オーバーホール対応 ●15万9840円
ショックはレース車輌で採用されている単筒式構造。下で紹介する複筒式モデルよりも1cm太い、直径45mmのピストンバルブを採用。減衰力のレスポンスが抜群で、安定感ある走りを体感できる。
低車高&フル乗車でも超快適な乗り心地を実現
FLEX A(フレックスエー)
●減衰力調整16段式 ●オーバーホール対応 ●13万8240円ジャンプしてもネコのようにスムーズに着地するラリーマシーン。そんなラリーフィールドで育った機構をフィードバック。一般的なバンプラバーの代わりに油圧式バンプストッパーを装備し、段差での衝撃を超しなやかに受け止めてくれる。
圧倒的なロープライス、車高調初心者にピッタリ!
FLEX Z(フレックスゼット)
●減衰力調整16段式 ●リプレイスメントサービス対応 ●8万6184円税抜き7万9800円。テイン横浜工場製で、手は一切抜いていない。安さの秘密は分解不可構造。ゆえにオーバーホールは非対応。だが、OHするのとほぼ同額で、ショック(ダンパー)を新品に交換できるサービスがあるので、ご安心を。
車内のスイッチひとつでショックの減衰力を調整できる
EDFC2(イーディエフシーツー)
●コントローラーキット:1万5120円 ●モーターキット:1万6740円わざわざボンネットを開けて手を汚すことなく、車内から手元のボタンで簡単に減衰力調整ができるようになる。3種類のメモリー機能や16段と32段のモード切替など、豊富な機能を兼ね備えているのもポイントだ。
Gセンサー内蔵で走行中に最適減衰力を自動調整
EDFC ACTIVE (イーディエフシーアクティブ)
●コントローラーキット:3万4560円 ●モーターキット:1万6740円
Gセンサーを内蔵したことにより、走行中の加速・減速Gに応じて減衰力を自動調整してくれる。減衰力調整段数は16段・32段・64段の3つから選択可能。別売りのGPSキットでバージョンアップもできる。
EDFCの最高峰モデル!4輪独立減衰力調整を可能とする
EDFC ACTIVE PRO (イーディエフシーアクティブプロ)
●コントローラーキット:5万6160円 ●モーターキット:1万6740円
360度、全方位完全制御の最上級モデル。旋回G感応調整や四輪独立減衰力調整など、テインが持っている技術を余すことなく注ぎ込んだ。車高調の性能を最大限に引き出し、異次元の性能が楽しめる。
(レポート:VIPスタイル編集部)
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