分類番号にアルファベットを導入
「品川3AB」とか「横浜3A2」が登場する
1998年からスタートした「希望ナンバー制」(自動車のナンバープレートの数字を自由に選べる)。
特に人気が高い「・・・1」や「・・・7」「3333」「8888」など、14通りの番号については抽選制になっていて、その他、地域独自の抽選希望ナンバーが制定されていたが、このままいくと、全国5~11都道府県で、一部の人気ナンバーが来年度中にも、取得できなくなることが判明した。
(https://www.kibou-number.jp/html/GCAA0101.html 参照)
そこで、国土交通省は、ナンバー右上に記載された3ケタの分類番号(例:「品川 500」の「500」の部分)に、アルファベットも導入する方針を固めた。
国土交通省の自動車局自動車情報課に確認してみたところ、分類番号にアルファベットを加えるのは、2017年4月以降の運用を目指して、各地で準備をはじめたところとのこと。
アルファベットが、使えるようになっても、選べるのは、いままでどおり1ケタから4ケタの登録番号だけであり、アルファベットの組み合わせを希望することはできない。
またアルファベット入りの分類番号は、「3AA」とか「3AB」という組み合わせの他、「3A2」といった具合に、数字と混在するパターンも考えられるという。
ちなみに、分類番号の上1桁は、自動車の大まかな用途(乗用、貨物、特種用途、大型特殊)や大きさ(普通、小型)を示しているので、ここはこれまでどおりで変わらない。
また、アルファベットが最初に導入される地域についての予想について、訊ねてみたところ、「来年の4月以降、希望ナンバーが枯渇したところから、順次導入していくので、いまのところ、どの地域のどの数字がいつ枯渇するかまではわからない」という答えだった。
編集部の予想では、おそらく、横浜、名古屋、品川あたりが、早いような気がするが、果たして……。
なお、希望ナンバーの申し込みそのものは、従来通り、各運輸支局の近くにある予約センターなどで受け付けることになる。
(レポート:藤田竜太)
【関連記事】