配光調整が装着後にできるIPF製
フォグランプをトレードインでLED化
一般的に国産車のフォグライトはH8、H11、H16が定番。しかし、トレードインタイプのLEDバルブ側では1タイプに共用化されている。
ただし、H11型の場合、後部にスペースがあればヘッドライト用のH11バルブも取り付けできてしまうが、泥水にさらされるフォグは冷却ファンなどに支障をきたすため、流用はNG 。あくまでもフォグライト用を使うのがマストだ。
【コレを使う】
IPF製101FLB(H8/H11/H16)
純正バルブはH8/11/16のツメ位置が微妙に異なるが、IPF製LEDバルブはどれにでも対応できる作り。
配光性の高さはヘッドライト用と同等だ。
下の写真はIPF製154FLB。HB4用のLEDバルブだ。
フォグライトをLED化する
今回の作業は、純正フォグライトのバルブがH8タイプだが、H11、H16、HB4でも同じだ。
1>フェンダーのインナーカバーを固定しているピンを外す。だが、カバーを完全に取り去る必要まではない。フォグライトのバルブへのアクセスは、車種によって異なるケースもある。
2>純正のフォグバルブを取る。H8の例だが後部を持って左に少し回すとツメの引っかかりが外れて、ロックが解除される。
3>ロックが外れたら、純正バルブを後部へ引き抜く。ちなみにH11やH16なども同様のスナップ式で脱着できる。
4>純正フォグランプのバルブの配線のカプラーを抜く。これで純正バルブが完全に取り外せる。カプラーを抜いた弾みで手をぶつけてケガしないように注意。
5>LEDフォグバルブを付ける。座金にはツメが3箇所あり、バルブ挿入口の形状にツメ位置を合わせて入れる。入る向きはひとつだ。
6>バルブが差し込めたら、外したときの逆で、時計回しでロックされる。少し回すだけでそれ以上は回らなくなる。
7>LEDバルブからの配線に付いているドライバーユニットは、ブラブラさせたままだと根元のコネクター等に負荷がかかるのでタイラップで固定しておく。
8>ドライバーユニットからの配線と純正配線のカプラーをつなぐ。これで完成ではなく、配光調整が必要。
最終check!フォグライトの配光調整をする
調整前は、フォグランプのレンズカットがまったくといって利いていないため、光りがぼやぼや。
バルブ後部にあるエーミング用のネジを2本ともゆるめて回転させる。バルブを抜かずに配光調整ができるのがIPF製の特徴だ。
調整してキレイなカットライン(配光)が出た状態。
対向車が眩しくないように上方散乱光をなくすようにするのがポイントだ。
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