ラバー製だからプロテクション効果もあり
DIYで装着できる『カラフルリムガード』
避けたつもりが微妙に縁石にホイールがタッチ!
曲がりなどはないが、キズが付いたリムは何とも悲しい光景だ。
しかし、修理期間中の代替えホイールはどうするか? 転がし用のスペアを持っている人ならまだしも、替えがないとすればジャッキアップした状態で数日間も置いておくのは忍びがたいだろう。
そこで根本的なキズ修理の解決にはならないが、ラバー製の「リムガード」で隠してみるというのはいかがだろうか?
両面テープなのででDIY装着が可能で、ラバー製だから軽くホイールを当てたくらいなら、ホイールをガードできるらしい。
さまざまなネットショップで販売され価格はまちまちだが、4本分で5000円以下とか1万円以下と、ホイール1本分の修理代で4本のホイールを施工可能。
カラー設定はけっこう豊富で、足元のドレスアップ効果も期待できるのだ。
ネットショップで購入可能。種類も豊富に揃っている
ネットショップで「リムガード」と検索してみると、3500円くらいから1万円弱までじつにさまざまなタイプがヒットする。
その中から編集部が選んだのは、Kabis社のRIMBLADESというリムガード。価格は3500円だった。
アメリカ製のようで説明書きは英語のみだったが、購入したネットショップには装着方法が書かれているのでスマホ片手に作業すれば大丈夫だ。
写真のように7.5mのリムガードが1本と、リムーバー(脱脂剤)とプライマー(塗膜の附着性をよくする液体)が4パックずつ同梱されている。
ネット上の説明では、7.5mで21インチホイール4本分とのこと。
ホイール水洗いしたあとに下地作りを2行程ずつ行なう
まずはホイールを水洗いして汚れを落とし、ウエスで水分をしっかりと取り除く。とくにリムガードを装着するリム部分は入念に拭き取るといいだろう。
タイヤとリムのすき間にタイヤワックスなどが侵入しているようで、何度も拭いてもウエスに汚れが付いてくる。
パックを開けると、ウェットティッシュのようにリムーバー、プライマーがそれぞれ1枚ずつ入っている。
作業後にわかったのだが、プライマーは素手で触ってはいけないようだ。
リムーバーでリムガードを装着する部分を脱脂。この段階でもけっこう汚れが付いてくるので、汚れたらキレイな面に替えて拭く。そして同様にプライマーを塗付。
リムガードは写真のように長短(厚みが左右で異なる)ので、ホイールの形状に合わせて装着する。
焦らず切らずにリムに沿ってジックリ貼り付ける
1>
リムガード裏面の両面テープの剥離紙を外す。このときリムガードはホイール1本分ずつには切断しない。
両面テープの剥離紙を少しずつ外しながら、リムをなぞるようにゆっくりと貼付していく。ホイールのリム形状にもよるが、リムガードが密着しにくいときは指先で絞るようにするといい。プライマーの効果なのか、予想以上に粘着力は強い。
3>
リムガードがホイールを1周したら爪で跡を付けるなど切る部分の目印を付けてハサミでカット。少し重なりすぎかな?と思うくらいがちょうど良い長さ。ニッパやカッターナイフより、精密ハサミを使うと断面がキレイになり、接合部が目立ちにくい。
4>
最後にもう一度ヘラなどでリムガードを押し付けるようにして密着させれば完成!
もしすき間が開いてしまったら
ギリギリの長さでカットするとつなぎ目にすき間が・・・。
7.5mは21インチのホイール4本まで対応というので、思い切って長めにカットしたほうが良いと、後で気が付いた。
つなぎ目をキレイにするポイント
最後に長めにカットするのはもちろんだが、始まりの部分を事前にキレイにカット。こうすれば終わりの部分との密着度が高まる。
作業に掛かった時間はホイールを洗うところから含めて約1時間。
販売サイトには「装着後24時間は運転を控え、48時間以内の高速走行は控えてください。タイヤの空気圧が不足している場合は、装着後脱落の原因となりますのでご注意ください。」と書かれていたが、じつは知らずに2時間後くらいに走ってしまった。
しかし、とりあえず何の問題は起きていない。また「タイヤの空気圧が不足している……」ということは、この商品はリムとタイヤのすき間に挟むのが前提なのかもしれない。
今回の装着車は、軽く引っ張り状態だったのでリムガードとタイヤはまったく接していない。
つまり両面テープだけで付いていることになる。もしかしたら、時間経過で外れるかもしれない。
そのときは、また報告する予定だ。
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