稀少な20系セルシオ用エボブリスターをフル加工
渋さ際立つワイドボディが九州を熱くする
これまでは純正フェンダーでシンプルを追求していた。
しかし、ついにフェンダー加工に着手。しかも手間がかかるブリスターに挑戦しようと思ったのは、30セルシオに乗るハイウェイスターの友永クンに勧められたからだ。
彼の30系セルシオもグラマラスなブリスターボディに生まれ変わり、今年の福岡カスタムカーショーでデビュー。
「友永サンに、『イベントで勝つために一緒にフェンダーやろうよ』と言われたんです。純正フェンダー仕様も好きだったので悩みましたが、大先輩から声をかけられたのが嬉しくて挑戦してみようと思いました」と小林クンは語る。
友永クンの30系セルシオは、MJKカスタムズのブリスターを採用。
小林クンも同じキットを使おうと思っていたが、「いいのがあるよ」とショップに見せてもらったのが、エボリューションの20セルシオ用ブリスターキットだった。
しかも超稀少な未使用の新品。大胆に膨らんだブリスターラインに大きなフェンダーアーチが加わった独特のディテールは、非常に新鮮だった。
「実はそれまで、エボのブリスターの存在を知りませんでした。初めて間近で見て、『これはヤバい』とひと目惚れ。30系セルシオに加工して付けたら、絶対他と被らないと思いました」。
仮合わせしたらブリスターのラインがドアノブよりも下だったので、ブリスターの位置を上げてバランスを修正。
ライト&テールの脇も、違和感が出ないように絞り加工。フェンダーアーチは大きく作り直しているが、当時を知る人が見たら確実に「エボブリ」を思い浮かべるはず。
「ワイドだけどあまりハデに見えない、シンプルな造形が好きです」。