プラモデル会の救世主『たまごガールズ』
「ハセガワ」がリリースする限定モデルだ
プラモデルメーカーの「ハセガワ」から8月9日に発売される限定品が『フォルクスワーゲン タイプ2 デリバリーバン“たまごガールズ サマーペイント 2016”』というモデル。
このプラモデルの特徴は、なんと言ってもボディに描かれている女の子たちのイラスト。なぜ、このようなイラストが描かれているのだろうか?
これはハセガワが発売している飛行機のプラモデル『たまごひこーき』シリーズのオリジナルキャラクターである『たまごガールズ』。じつは、このイラストの作者は、知る人ぞ知る「藤沢 孝さん」なのである。
『フォルクスワーゲン タイプ2 デリバリーバン“たまごガールズ サマーペイント 2016”』に描かれているのは、『たまごガールズ』の代表的キャラクターの羽澄れいちゃん(黒髪)とクレア・フロストちゃん(紫色髪)、そしてエイミー・マクドネル(黄色髪)の3人が起用されている。
彼女たちがキャラクターとなっている『たまごひこーき』とは、ミリタリー・プラモデルを身近に、そして幅広い層に買ってもらおうと作られた。この『たまごガールズ』のキャラクターは、ミリタリー界や模型界で人気が高いイラストレーターの「藤沢 孝さん」が描いていて、たまごひこーきシリーズのパッケージに藤沢さんのキャラクターイラストを取り入れてからは販売が伸びたというほどだ。
夏を感じるキャラクターとレトロワゴン
さて、『フォルクスワーゲン タイプ2 デリバリーバン“たまごガールズ サマーペイント 2016”』だが、ご覧のとおりテーマは夏! 水着姿でマリンスポーツを楽しむ彼女たちが車体の両側面とルーフ部にそれぞれ違う絵柄で描かれているというもの。
これも『たまごひこーき』同様、ハセガワの自動車プラモデルを新しいユーザー層にPRするために始まったことだったが、その効果と同時に、たまごガールズのファンを中心に人気商品になったのでシリーズ化。夏と冬にたまごガールズ新作イラスト仕様で発売されている。
ちなみにベースになったフォルクスワーゲンタイプ2とは、1960年代から1970年代に販売されていたフォルクスワーゲン製のワンボックス車。モデルバリエーションは多いが総じてデリバリーバンやワーゲンバスと呼ばれている。
スタイルは見てのとおり愛嬌のあるデザインで、エンジンは同世代のVWビートルと同じく空冷の水平対向4気筒リアに積むRRレイアウト。マニアの間では人気の高いクルマである。
マニアックなラインアップを揃える「ハセガワ」プラモシリーズ
このデリバリーバンもそうだが、ハセガワの自動車プラモデルシリーズのラインナップはかなりマニアック。ランチャ ストラトスに037ラリー、ランボルギーニ・イオタSVR、ミウラ、そして国産旧車などが発売中で、最近では1/24スケールの「ヒストリックカーコレクション・ニッサン サニートラック ロングボディー デラックス(中期型)」が人気ということ。
近頃はプラモデル作りを趣味にする大人が増えているだけに、懐かしさから手に取るという感じだろう。実車に乗りたいが諸事情で持てない代わりに「模型なら」というのは男子的には定番。そのノリはいくつになってもアリである。
いまは大人でもアニメやゲーム、イラストが好きという隠れオタクが多いので、痛いクルマに乗ってみたいとかキャラものアイテムを飾りたいと思う人もいるはず。
そのような人にとって打って付けなのが、この『フォルクスワーゲン タイプ2 デリバリーバン“たまごガールズ” サマーペイント 2016”』だ。
表向きには「ワーゲンのデリバンが好きなので買ってみたよ」と言ってスマートに購入でき、完成したらクルマの模型として堂々と飾れるもの。しかもシリーズ化されているので「また出てたよ、ハハハ」と上手い具合に増やすことも楽勝という、ありがたい?存在なのだ。
オタクの人もそうでない人も、フォルクスワーゲン タイプ2 デリバリーバン“たまごガールズ サマーペイント 2016”をきっかけにプラモデル作りの趣味を始めてはどうでしょう。
ハセガワ http://www.hasegawa-model.co.jp/
フォルクスワーゲン タイプ2 デリバリーバン“たまごガールズ サマーペイント 2016”
発売日:8月9日
品番:SP345
スケール:1/24
本体価格:¥3,800(税抜き)
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