熱を加えた修理で崩れる強度バランス
修正は基本的にガリキズの補修くらいまで
お気に入りのアルミホイールを、傷つけてしまった場合どうするか?
- 傷が小さければ、ショックだけど無視してそのまま使用する。
- ホイールは消耗部品なので交換する。
- ホイール修理の専門店を探して修理に出す。
じつはホイールメーカーは、原則としてホイールの修正をNGとしている(基本的に、アルミホイールは消耗部品のひとつという位置づけ!)。
ホイールがキズ付けてしまったとき、ボディなどと同じように修理できるように思える。実際インターネットで探せば、けっこう各地にホイールのリペアの専門店がある。
それぞれ独自のノウハウで、ガリ傷、クラック、歪みなどに対処しているが、オーダーする際は、何を目的に修理するのかよく考えてほしい。
その目的とは、見た目重視なのか、機能重視。どちらを選ぶのかをまずはっきりすること。
歪や曲がりに関しては、板金技術がものを言う。
機能を優先するなら、最終的にバランサーにかけたとき、どこまできれいに回転するようになるか、あらかじめ業者に見通しを聞いておいた方がいい。
しかし、歪んだホイールを修理しても、メーカー出荷時と同じ精度の回転バランスを完全に取り戻すのは、かなり難しい。