塗装後に剥がせる『液体フィルムスプレー』
失敗しても何度でもチャレンジできる
「TSM」のスプレータイプ『液体フィルムスプレー』のグロススモークを使えば、カンタンにテールレンズをスモークテール化が可能となる。
キレイに塗るコツは、塗料をたっぷり目に吹くこと。その方が表面の仕上がりが良好になる。ただしやり過ぎは禁物。
「環境にもよりますが、あまりに厚塗りするとフィルムの乾燥にともなってレンズが割れたりヒビが入ったり、ということがあるので注意してください」とTSMでは言っている。
『液体フィルムスプレー』のグロススモークを施工してスモーク化したウインカーとブレーキランプを点灯した状態。バッチリ光が見えている。これなら後続車からの視認性も十分。カッコよさと安全性を両立したDIYを楽しめるのだ。
【使ったアイテム】
液体フィルムスプレー
水性 グロススモーク
価格:3680円(税抜き)
内容量:400ml
テールレンズ塗装の手順
1:テールレンズを取り外す
テールレンズも外れていた方が塗りやすい。バルブのケーブルが刺さった状態で強く引っ張らないこと。
2:パーツクリーナーで表面を脱脂
テールレンズの表面をパーツクリーナーやシリコンオフで脱脂する。失敗を防ぐためにも、汚れや油分を徹底的に落とそう。
【ココがポイント!!】
塗装前にコンパウンドで磨くと仕上がりレベルがアップ!
レンズ表面の油などをパーツクリーナーで脱脂するだけでなく、コンパウンドで表面を磨いておくのがポイント。小キズが消えることで、塗装表面がもっとキレイに仕上がるからだ。
3:テールレンズ裏側をマスキング
テールレンズは裏側をマスキングで覆っておくこと。新聞紙でも良いが、マスカーというビニールとテープが一体になったものを使うと楽。
【ココがポイント!!】
バルブ穴などへ塗料が侵入しないようにマスキング
テールレンズのマスキングのポイントは“裏側のバルブ穴をしっかりと塞ぐこと”。内部に塗料が侵入しないように、ビニールや新聞紙で全体を覆うようにしよう。
装着後に隠れてしまう部分のマスキングは多少甘くてもOK
リヤコンビネーションランプユットの側面などは、キッチリとラインを出さなくても良い。ココはゲートに隠れてしまう部分だからだ。多少大雑把でも大丈夫。
4:1回目のテールレンズ塗装
レンズ面全体を覆うようにスプレーを吹き付ける。これもツヤが出るまでたっぷりと、ただし「液垂れないように」はお約束。塗料が飛び散るので、周囲を新聞やビニールで養生することも忘れずに。
【ココがポイント!!】
水性塗料は「最初からたっぷりと」がスプレーする
油性のラバースプレーと水性のフィルムスプレーでは若干性質が異なる。水性フィルムスプレーは最初にパラッと吹くとそれが最後まで残ってしまうため、最初から多めに吹くと良い。
1回目から対象全体にツヤが出るまでたっぷり塗装。ただし、「多く吹く=垂れやすくなる」ため、引きどころは肝心。
水性:平滑にならされる性質が弱い→ 1回目からたっぷりとツヤが出るまで
油性:速乾性があり表面が平滑に伸びる→ 1回目は薄くパラパラと乗るぐらい
5:塗膜をしっかりと乾燥させる
1回目の塗装が終わったら、そのまま置いて乾かす。目安はやはり30分程度。雨の日は乾きにくいため、天候によって調節しよう。
6:2〜3回、塗装と乾燥を繰り返す
1回目の塗装が乾いたら2回目、また乾かして3回目と塗装と乾燥を繰り返し。最終的に理想の濃さに仕上げていく。
7:完全乾燥させてマスキングを取る
塗り終わった時点で4〜5時間程度(天候・気温によって違いアリ)放置し、完全に乾燥させる。乾いたら、マスキングを全て剥がす。
8:塗装&乾燥完了したら装着するだけ
マスキングをキレイに剥がして、テールレンズの塗装は完了。あとは外したときと逆の要領で車体に取り付ければ、テールレンズのスモーク化は終了だ。
塗膜はもちろん簡単に剥がれる!!
スモーク塗装であっても、TSMの『液体フィルムスプレー』なら簡単に剥がせる。施工も元に戻すのも手軽なのが一番のメリット。
重ね塗りは何回すればいいのか?
テールレンズは最終的に3回重ね塗り。その色味の変化がこの通り。
なお、この塗装は完全に乾くと少し色が濃くなる性質を持っている。そのため塗装は理想の濃さよりもちょっとだけ手前で留めておくのがコツ。
塗り重ねるたびに少しずつ黒色が濃くなっていく。見た目重視の理想の色も良いが、視認性や安全性も考慮に入れた濃さで仕上げて欲しい。
失敗した時の対処法
塗装系DIYで起こりがちな塗装垂れなどの失敗。しかし、はがせるスプレーならそのリカバリーも簡単。水性塗料は水に溶けるため、まだ塗った直後であれば水洗いするだけで元に戻すことができる!!
「よそ見していて塗りすぎた!! 」なんてことから、スプレーを吹きかけ過ぎて、塗料が垂れてしまった。これは大失敗!?
でも安心してください。水洗いで落ちます。
そんな時は焦らずに、水と柔らかいスポンジを用意。塗装した表面を優しく洗おう。
これだけで塗装する前と同じ状態に戻る。あとはしっかり乾かしてもう一度最初から挑戦だ。
うまく剥がせなかったものに関してはパーツクリーナーを使って拭えばOK。これで元通りになる。
TSM TEL0120-995-759 http://sdesign.tsm-group.jp
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