チューニングメーカー「サード」と共同開発
現車合わせセッティングも可能とするECU
セダンの高級感をさらに引き出すエアロが人気の「フォルツァート」が、レクサス20系IS、20系IS F、19系GSの3車種用のチューニングEUC『フォルツァートパワー』をチューニングメーカー「サード」と共同開発。
スピードリミッターカット、同社の吸排気系パーツの効果を最大限に引き出すセッティングを施す。
「フォルツァート」が近年力を入れているのが『フォルツァートGTシリーズ』と名付けた機能系パーツの拡充。車高調とブレーキキット、マフラーに続いて発表したのが、エンジン性能向上に直結する3つのチューニングパーツだ。
そのなかで目玉となるのは、チューニングメーカー「サード」との共同開発により実現した、データ書き換えタイプのチューニングECU(コンピュータ)『フォルツァートパワー』だ。
フォルツァートGTのマフラーとサクションキットを装着した状態を基準にした点火時期などの最適化のほか、スピードリミッターのカットも可能となる。
もちろんそれだけには留まらず、現車に合わせたセッティングも可能。パーツの装着状況やオーナーの乗り方に合わせた、柔軟な調整ができるのだ。
『サクションキット』は一体成形のアルミパイピングとすることで、蛇腹形状の純正品と比べて空気の吸入抵抗を大幅に低減。また吸入量も増やし、僅かながらエンジン出力の向上も期待できる。表面はバフ掛けを施し、見た目にもスポーティな印象を与える。
『オイルキャッチタンク』は、エンジンから発生したブローバイガスを内部のフィルターで濾過することで、余分なオイルを除去。そして綺麗になったガスをサクションに戻して再燃焼させるので、エンジンの性能低下を防げるというわけだ。
「これらの開発にあたってはドレスアップメーカーとしてではなく、チューニングメーカーという心構えで挑みました」と代表の斎藤サン。
対応車種は20系ISと20系IS F、そして19系GSの3車種。
「フォルツァート」では、「ようやくスタートラインに立てた」という言葉通り、今後さらにGT系パーツのラインナップを増やしていくそうだ。
(レポート:VIPスタイル編集部)
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