ミニバンは4〜8月、SUVは10月〜翌2月が
市場からの需要が増えて中古車相場は高くなる
ミニバンやSUVの中古車相場は、季節によって変動する傾向が見られる。
ずばり、ミニバンは4月から8月、SUVと4WD車は10月から翌年の2月頃にかけて価格が高まる。
ということは、この時期を外せば予算を抑えて良好な個体を手に入れられるわけだ。
中古車を安く買いたいなら、時期を選ぶことが重要だ。
ミニバンの相場が下がる買い時は、9月から翌年の3月頃。SUVは3月から9月頃になる。
季節によって相場が変わるのは、SUVや4WDであれば、降雪やスキーに備えて冬季の需要が増えるからだ。中古車販売店は9月頃から積極的に仕入れを開始するので、オークション(中古車を売買する市場)の相場も連動して高まり、10月から翌年の2月頃までは中古車価格が高値で安定する。
ミニバンが5月から7月に掛けて値上がりする理由も同様で、夏休み前に購入するユーザーが増えるためだ。中古車販売店は4月頃からミニバンの在庫を仕入れるから、8月頃までは高価格が持続する。
また3月の決算期と、9月の中間決算期も、中古車価格が少し下がって購入しやすくなる。
中古車販売店も新車ディーラーと同じように3月と9月は決算月に当たり、売れ行きを伸ばしたいからだ。
法人などの新車需要が増えることもあって、中古車価格が割安になりやすい。
メーカー系列の販売会社が経営する中古車販売店では、新車販売と同様の「決算フェア」を開催することも多い。
それでも新車のように値引き額が大幅に増えたり、10万円を超えるディーラーオプションのサービス装着が行われるわけではないが、前述の安くなる各シーズンと決算期が狙い目となるのは間違いないだろう。
(レポート:渡辺陽一郎)
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