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全長21m大容量フルトレーラー出現【ジャパントラックショー2016】

国内最長のフルトレーラーで一括大量輸送を実現
ドライバー不足の解消と輸送の効率化を両立する

9月1日(木)〜9月3日(土)に神奈川県横浜市パシフィコ横浜で開催されている「ジャパントラックショー2016」でひときわ目を惹かれたのが「浜名ワークス」の『ダブルデッキ ウイング・フルトレーラーC.A.T.21』だ。
全長は、なんと21m。総計19トン、総容積116立方メートルという巨大トレーラーだ。

フルトラクタ+フルトレーラーで総容積116立方メートルを擁する「浜名ワークス」製の『ダブルデッキ ウイング・フルトレーラーC.A.T.21」は、一括大容量輸送を実現し、効率をあげながらドライバー不足も解消する切り札になっている。

「浜名ワークス」では、一般的なカーゴ車や、側面を跳ね上げるウイングタイプのボディ、キャリアカーなどを製作する。同社が手がけるのは、荷室が上下2段式のデッキになり側面がウイング式に開き、そして全長21mという長大なフルトレーラーだ。

前側のトラクタ部分はカーゴスペースが10mとなり積載は約10トン、これだけでも十分なスペースがある。トレーラー部分が7.9mとなり積載は約9トンとなる。(積載に関しては装備によっても変化するのでおおよその積載量)

展示では原付バイクを輸送するタイプのシステムが組まれ、ゆったりと積載されているが、実際にはトラクタ側には横4列縦5列で積まれ、さらに上下に積まれることで40台。
トレーラー側には横4列縦4列に上下合わせて32台。合計72台が積める計算となる。

2段デッキは任意の高さへ調整可能。積載する荷物によって調整することで、様々な荷物を積むことができる

またウイング部分とデッキが上下することで積載も楽に行うことができるほかに、トラクタ部とトレーラー部をウォークスルー機能を持たせることで後方から一番前までスムーズに積載することができる。

連結部分はセンターアクスル型として、後方のトレーラー部もトラクタ部を追いかけるように動くため、スムーズな車両操作が可能なのも特徴的だ。
連結部はセンターアクスルタイプを採用。セミトレーラーと同等の操作性を実現する。

ドライバー不足を解消するだけなく、工場から配送拠点まで大量に一括に輸送できるというのはとても効率的だ。
「ジャパントラックショー2016」本日まで。このフルトレーラーだけでも十分見る価値あるイベントだ。

ジャパントラックショー2016 http://truck-show.jp/
開催場所 パシフィコ横浜
日程 9月1日(木)/2日(金)10時〜18時/9月3日(土)10時〜17時

(レポート&撮影:雪岡直樹)

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