来場者が真っ先に見るのが「一番星号」
誰もが立ち止まるほどの存在感
神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で9月1〜3日に開催された「ジャパントラックショー2016」。
会場に入り一番最初に出会うのが映画「トラック野郎」で主役級に活躍していた元祖デコトラ(アートトラックの原点というのが正確かもしれない)『一番星号』だ。
映画「トラック野郎」とは1975年から1979年にかけて、東映が製作した映画で全10作が作られた。
主演は故・菅原文太が演じた「星桃次郎」。その相棒には故・愛川欽也が演じる「ヤモメのジョナサン」こと「松下金造」という設定だった。
そして彼らが運転するトラックが、煌びやかな電飾が装飾され荷台のパネルには鮮やかな絵が描かれており、デコトラ文化が大きく花開くきっかけとなった映画だ。
まさにアートトラックの原点といえるトラックなのである。
一番星号は映画終了後、所有者を転々とし最後は放置され朽ち果てようとしていたが、ファンや有志の手により復活を成し遂げ、現在に至っている。
今回のジャパントラックショー2016では入り口に展示されていた。
この一番星号は、理屈抜きで誰もが感じるオーラと存在感を放っていたことは間違いない。
『一番星号』画像ギャラリー
写真はクリックすると拡大します。
(レポート&撮影:雪岡直樹)