警察も協力する交通安全運動
9月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動が行われる。
今回の重点ポイントで注目したいのが、「飲酒運転」と「不正改造の防止」、「摩耗タイヤなどの整備不良」、「チャイルドシートの装着」である。
すべて反則金&免許の減点が伴うのはもちろん、不正改造車の場合は最大30万円の罰金となる。
あらためて注意をしてほしい。
飲酒運転と整備不良(違法改造)の取り締まり強化
飲酒運転については、今さら言うまでも無いが、たとえひと口でも飲酒したときは運転しないでほしい。
免許の点数とかの問題ではなく、ドライバーとしての責任として肝に銘じてほしい。
不正改造とひと言でいってもさまざまだが、意外に犯しやすいのがウインドウフィルムだ。
今回の全国交通安全運動では、警察による取り締まり強化が行われるようだ。
ちなみにフィルムを貼っても違反にならないのは、フロントウインドウと運転席/助手席のサイドウインドウ以外のガラス面。つまり、後席およびリヤガラスへのフィルム施工はOKなのだ。
透過率70%以上の透明断熱フィルムならフロント3面のウインドウに貼ることが可能だが、クルマによってはガラスに色が付いていて、フィルムを貼付すると透過率が70%以下になるケースがある。
フロント3面のウインドウにフィルムを貼る際は、専門業者に依頼し貼付できるか判断してもらうと良いだろう。
摩耗タイヤに関しては、残り溝1.6mmで整備不良となる。
矢印の部分のように溝の中に、少し盛り上がったスリップサインがトレッド面と同じになったらアウトだ。
検問でもカンタンに判断できるだけに、日頃からのチェックしてほしい。
後席シートベルトとチャイルドシート
シートベルトは、衝突などの事故時だけでなく急ブレーキのときに身体を支えてくれる重要なものだ。
今のところ、後席シートベルトは高速道路のみの取り締まりとなるが、万一の事故で人が車外放出されるのは後席からの方が多い。一般道でも、フロントシート同様に着用するように勧めていただきたい。
6歳未満の子どもをクルマに乗せるときは、チャイルドシートに座らせなければならない。
これに違反すると罰金はないが1点の減点となる。
「子どもが嫌がるから」とチャイルドシートに座らせない人を良く見かけるが、抱っこしていても急ブレーキの減速Gで支えきれない。
チャイルドシートの着用は、免許の点数のことではなく大切なお子さんを事故から守るために必要なことなのだ。
ドレスアップしたクルマは、なにかと目立つモノ。そのようなクルマに乗っているオーナーこそ、チャイルドシートなど安全運転をするとクールでカッコよく見えるから実行してもらいたい。
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