DIYで汎用アルミテープを装着してみた
貼り付けたのは、前後パンパー、フロントガラス下の黒い部分(道交法のため、視界に入る部分への貼り付けを避ける)、ステアリングコラム下。
ステアリングコラム下は帯電量の高い部分が車種によって違うので、セッティングの余地があるそうだが、とりあえず中央付近へ。
自分のクルマには、未だにスタッドレスタイヤを装着しているのでスピードは控えめにしているのだが、アルミテープを貼った後は心理的なリミッターが20km/h程度上った感じだ。高速道路でも夏タイヤと変わらないペースで飛ばせるようになってしまった。
アルミテープを貼る前は接地感が薄く、路面のウネリで上下に跳ねやすくフワフワした感じだったのが、ジワッと落ち着いた上下動になっていてとても安心感があるのだ。
コーナリング中のウネリを通過するときもステアリングに神経を使わなくても軽く手を添えているだけで良くなっている。
性能のピーク値は変わってないと思うが、気流の乱れが少なくなってことで常用域の安定性が出てくるとともに、初期の動きだしもしやすくなっているのだろう。味付けとしては十分すぎる効果だと感じた。
バンパー裏など目立たない場所でも
貼付すれば効果は体感できる
効果の体感度は人それぞれだろうが、手軽に試せるので否定する前にまずはやって判断すればいいだろう。効果があることが分かったら、バンパーの裏に貼ったり、ドア内張りを外してサイドガラスの下側にも追加してみればいいだろう。
帯電させないことが目的なので、バンパー裏側などでも効果はあるそうだ。
なお、86KOUKIのベースグレードはバンパーには貼ってないという。
それは、バンパーに貼ると前後端の気流が良くなって直進性が強くなり、FRスポーツカーらしく振り回して楽しめる感じが鈍くなるためだそうだ。逆にミニバンは直進性を上げたいのでバンパーに貼るのがマストになるようだ。
バンパー以外の帯電を逃がすと効果が出る?
このアルミテープ、応用的に貼るなら他の部分でも試せそうなところがある。
ボディではタイヤハウスのインナーカバーやアンダーカバー(泥や水の被らない内側がベター)がある。
また、オカルトグッズ的になるが、エンジンの吸気ダクトやマニホールドも樹脂製が主流となっているので、ここで発生するであろう静電気が逃がせれば効果が出そうだ(排気系の静電気対策では、マフラーのアース線が一時期の日産車であった)。
(レポート:髙山則政)
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