女性が乗っているとは思わせたくない
サプライズで魅せるエンターテイナー
いかにも女性が乗っていそうなクルマにはしたくない。だから外装は、まずボディ色にこだわった。急に「この色にしたい」という衝動が走り、今回選んだのがイエロー。
レクサスのスーパーカー、LFAが採用した3コートパール仕様のプレミアムな色である。
稀少車だけに実車を見る機会がなく、ネットで画像を検索して様々な角度をチェック。いざ塗ってみたらイメージ通りでひと安心。
「去年から黄色の小物を買い始めて、もしかしたら黄色が好きなんだと思ったんです。だからソアラも黄色にしてみようかと。オーナーは男か女、一体どっちなのか判断しづらい色がいいと思いました。天候によって、色合いが変わるところも好きです」。
色だけでなく、フロントバンパーもリメイク。Vヴィジョンをベースに、スピンドルと鋭い造形美のデイライト枠に惚れ、Kブレイクハイパーゼロカスタムの18クラウン用を合体。顔つきに新鮮さが加わった。
「エアサスだから、着地させることも大前提。だからニコイチする時は、丈の長さにも気を使いました」。
この外観だけでも十分注目に値するが、新たな武器であるオーディオも必見。リアシートをつぶして作り、しかもスイッチを押すと隠しアンプとスピーカーが飛び出す可動式。
「トランクが狭く、リアシートのスペースも限界がある。機材をいっぱい組んでイベントでいい音を出したいから、可動式を思い付きました」。
工業用のシリンダーを組み、エアの力で素早く上下するのも特徴。
「これは私なりのサプライズで、見た人は皆ビックリします。結構サプライズするのが好きで、驚かれると『やった!』って嬉しくなります」。