ドライブシャフトが斜めれば
ブーツは常に歪んで劣化が進行
車高を下げるとカッコイイ。しかし、自動車メーカーが想定する以上にシャコタンにすると、ドライブシャフト(ドラシャ)の角度付く。その状態では、ブーツは常に負荷が掛かった状態で走行することになり通常よりヘタり(劣化)が進行する。
もし、ドラシャのブーツが切れて中のグリスが抜けきって、内部のベアリングが異常摩耗すると最悪の場合走行不能になることも。ぜひ日頃の点検と早めの交換をオススメします。
ドライブシャフトブーツとは?
エンジンからデフ。デフからタイヤへと動力を伝えるのが「ドライブシャフト」だ。
ここは、サスペンションがストロークして角度が変化しても、シャフトの回転が伝えられるように、両端はユニバーサルジョイントになっている。
ジョイント部のベアリングを潤滑するグリースの飛散を防ぎ、外部のホコリや砂、水分などからベアリングを守るために、ダストブーツがついていて、これをドライブシャフトブーツという。
FFと4WDのフロントのアウター側(タイヤ側)のドライブシャフトブーツは、サスのストロークによる角度の変化だけでなく、ハンドルを切ったときも伸び縮みするので、だいたい4~5万km(5年)ほどで劣化し、亀裂が入ったり破れたりして、交換を余儀なくされる。
もし、極端に車高を下げたりキャンバーを付けたりすると、ドライブシャフトブーツは常に捻れた状態になっているから、その分負荷はたかくなるわけだ。