秀逸なレイアウトでサウンドと実用性を両立
スペアタイヤを搭載したまま装着できる
レクサスLX570のノーマルマフラーでは実現できない心地良いドライなエキゾーストノートを「スルガスピード」のマフラー。
シングル、デュアル、4本出しといった3タイプのテールエンドが選べるだけなく、ボディからの出幅がノーマルより大きいモデリスタ製リヤバンパーにも対応したロングテール仕様も用意する。
「スルガスピード」のレクサスLX570用ステンレス製マフラーは、純正ライクな下向きのシングル、純正とはひと味違う2本出し、そして左右2本ずつの4本出しの3タイプを設定する。
いずれも、サイレンサーを中間パイプとの接合部近くに設置するため、テールエンド周辺の見た目はスッキリしている。
このようなレイアウトを採用する理由は、LX570の車高が高いためちょっとした角度でボディ下まわりが見えやすい。とくに車体のリヤエンドにある純正サイレンサーのような位置はなおさらだ。
レクサスの最上級SUVゆえ、そのあたりにも配慮したそうだ。
高効率なサイレンサーやステンレスを素材とすることから、スルガスピードのマフラーはドライなサウンドを奏でる。V8エンジン搭載車らしいドロッとしたウェットな純正マフラーの排気音に比べると、やや高音寄りにもなっている。
さらに注目なのが、スペアタイヤを搭載(フロア下に吊っている)した状態で3タイプすべてのマフラーが装着できることだ。
もちろん、4本出しタイプでも巧みなパイプレイアウトによって実現している。
ちなみに、モデリスタ製バンパー装着車に4本出しマフラーを付けるときは、運転席側にマフラーが出せるようにするバンパー下部の加工が必要だ。一方、純正バンパーはバンパーのボリュームが小さいので無加工で装着できる。
また、モデリスタ製バンパーはテールエンドの長さが純正バンパーより約8cm長い。
しかし、4本出しマフラー、2本出しマフラーともに価格は純正バンパー用マフラーと同じになっている。
限られたスペースで等長パイプを実現するセンターマフラー
これに同社の『センターマフラー』を組み合わせると、さらに透き通ったサウンドへと変化する。これはサイレンサーまでのエンジン左右バンクからのエキゾーストパイプを等長にしているからだ。
LX570の中間パイプのサイレンサーは助手席下に配されているため、純正マフラーではエンジン右バンクと左バンクからのエキゾーストパイプの長さが異なっている。
そのため、僅かながらも排気の脈動にズレが生じてしまうのだ。
それを左右パイプを等長化することで解消。スッキリとしたサウンドとスムースなエンジンの回転フィールを実現できるわけだ。
「スルガスピード」のレクサスLX570用マフラーは、高級SUVの気品を保ちつつ、心地良いエキゾーストノートとエンジンフィールを両立できるエキゾーストシステムといえるだろう。
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