2017年登場予定のタイプRがセマデビュー
標準モデルのクーペはHPFパーツを装着
11月1日から4日間、アメリカのラスベガスで開催されているアフターマーケットモーターショー「2016 SEMA(Specialty Equipment Market Association)トレードショー」で、ホンダは9月のパリショーで発表した新型シビックタイプRプロトモデルとアキュラNSXのレーシングカーを展示した。
セマショーのホンダブースでは、ガンメタボディのシビックタイプRプロトタイプの他、HFPコンセプトのシビックハッチバック、さらにシビッククーぺモデルを展示。
シビックタイプRプロトは、パリで発表された仕様からの変更は見受けられないが、シビックのエボリューションモデルだけあって存在感は十分。各部のカーボンパーツが装着されている。
フロントフェンダーには、エアアウトレットが設けてエンジンルームの熱対策を施す。
大型リヤウイングのほか、カーボン製のフロントリップスポイラーやルーフの整流フィンなどの空力パーツは、ドイツのニュルブルクリンク最速(2リットルFF)を目指した現行シビックタイプR同様、次期モデルも空気を味方に高いハンドリング性能を確保しているはずだ。
もちろん、ブレーキも強化され、標準モデルはシングルピストンブレーキキャリパーなのに対して、タイプRは対抗4ポット。定番ともいえるチューニングだが、ハイスピードに対応したブレーキング性能を手に入れている。
純正カスタマイズとは思えない
ちょっと過激なフォルムのエアロ
HPFとは「ホンダファクトリーパフォーマンス」のことで、ホンダ純正カスタマイズブランドだ。
シビックハッチバック・HFPコンセプトは、グレーのボディカラーに赤のポイント。ちょっとガンダムチックなイメージだ。
シビックハッチバックに装着されているHPS製パーツは、リップスポイラーやルーフスポイラーといったエアロ。
19インチのホイールは、日本のホンダアクセス同様過激さはないが、ノーマルとはひと味違うデザインを採用。自動車メーカーが19インチを装着してくるとは、アメリカらしいところか。
HPFのパーツを纏うシビッククーペは、そのエクステリアは控えめながら6ポットブレーキを備えるなど、かなりスポーティに仕上げられている。
鍛造ホイールを装着し、タイヤはファルケンの新作モデル。ファルケン人気の高いアメリカらしい組み合わせだ。
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