北米仕様のパーツを装着だけでなく
アメリカ的な感覚でドレスアップ!
アメリカ(北米)で流通しているパーツを用いたカスタマイズを楽しむのが「USDM」。
ベースとなるクルマは、国籍、形状は問わず、アメリカ市場で販売されていればよい。
逆輸入パーツを装着するのが一般的だが、ターボ化やエンジンスワップをした強者もいる。
さらに小技を効かせたドレスアップも紹介。
オヤジセダンも極めるとカッコイイ
トヨタのボトムラインを担っていたターセルセダン。
ノーマル状態ではこれといって特徴の薄いコンパクトカーであるが、車高とホイールチョイスでここまで雰囲気が変わるという好例。
そしてなにより注目したいのがエンジンルームだ。ターボ化されているのはもちろんのこと、雑多な配線や配管を極力ヒドゥンする「ワイヤータック」という手法がとられている。
これによりエンジン本体の存在感がさらに強調されている。
フェイススワップだけでなくエンジンも換装
日本で販売されていたトヨタ・カローラルミオンを北米市場で販売されていたサイオンxB仕様にしたもの。
顔つきが大きく違うためxB仕様にするだけでも大掛かりだが、エンジンルームを覗いてびっくり。
オリジナルには設定のないV6エンジンが搭載されているではないか! これは恐らく同じプラットホームを使用するブレイドマスターに搭載されていた2GR-FE型3.5リットルエンジン。搭載可能ということは想像できるが、実際に実行してしまうところに脱帽だ。
逆輸入車かと思わせ意表を突く日本向け仕様
こちらは輸出仕様の三菱GTO……と思いきや、なんだかリアの造形が違う??とよくよく見ると、GTOの兄弟車としてダッヂブランドから販売されていたステルスをベースに、GTOフェイスをスワップしたものと判明! 裏の裏のそのまた裏をかかれたような手法にクラクラしてしまった一台だ。
ホイールチョイスもクルマの雰囲気を左右する大きなポイント。ここからは足元に注目して小技を効かせたクルマを紹介したい。