ナビゲーションの性能だけなく
音響デバイスの接続機能も重要
オートバックスのカーナビゲーション売れ筋ランキングにおいて、常に上位を独占しているのがパイオニアの「カロッツェリア 楽ナビ」シリーズです。
1990年に「道は星に聞く。」というキャッチコピーとともに、世界初のGPS式カーナビを発売。いまだ、そのイメージが根強く、カーナビといえばカロッツェリアという信奉者は多いようです。
そんなパイオニアの間に割ってランクインしたのがパナソニックの「ストラーダ」です。
家電メーカーでありながら、それだけにとどまらない多角的な展開が功を奏し、機能に抜け目がなくハイレベルな能力をもつカーナビを販売。ランキングでも分かるとおり、パイオニアに次ぐ支持を獲得しています。
AV一体型カーナビにもさまざまな種類があります。ハイエンドモデルともなれば20万円程度と高価です。
ハイエンドモデルを選ぶのはかなりのこだわり派で、一般的にはナビとしての機能を一定以上満たした10万円以下というのが売れ筋になっています。
ナビとしての機能が一定以上とはルートガイドがいかに効率よくできるかに尽きます。
ここで重視されるのは、①地図がみやすい②ガイドが正確③渋滞回避の能力となっています。
地図については、運転中に凝視するものではありませんが高精細であることは必須です。画面の美しさは、ナビゲーションで映像を再生する頻度が多い人なら要チェックでしょう。
ガイドの正確性は、自車位置精度の高さと状況把握した最適な案内ができるかというのがポイントです。
渋滞回避能力も含めて、初めての場所へ行くときはもちろん、通い慣れた場所での交通状況の変化に柔軟に対応できることもルートガイドでは重要となります。
その点でカロッツェリアが支持されてきた大きな理由が「スマートループ(http://pioneer.jp/carrozzeria/carnavi/smartloop/about/01.php)」です。豊富な「渋滞予測データ」と独自の「ルートアルゴリズム」で常に最適なルートを提案します。
ストラーダもDSRCに対応したカーナビをリリース。ランキングで急浮上した「CN-AS300WD」「CN-AS300D」ともにオプションの受信機などを加えれば、DSRC(http://panasonic.jp/car/navi/special/DSRC/)が提供する渋滞情報をキャッチして最適なルートガイドを行なうことができます。ナビとしての機能も高い水準にあり、コストパフォーマンスに優れている、という印象を抱かせるのが好調に売れている要因のひとつと推察できます。
もちろん、ナビ以外の能力も購入時にはチェックポイントとなっています。
ランキング上位機種の共通点としてはフルセグ、Bluetooth、AUX、DVD再生が可能で、とくにBluetoothやUSB接続によるスマホとの連携はマストとなっています。
ナビ機能が充実し、多彩なメディアに対応。そのうえリーズナブルというのが、今どきのカーナビ選びの必須事項といえそうです。
順位 | 前月順位 | メーカー/製品名 | 実勢価格 |
1 | 1 | パイオニア/AVIC-RZ77 | ¥76,999 |
2 | 2 | パイオニア/AVIC-RZ33 | ¥55,999 |
3 | 5 | パナソニック/CN-AS300WD | ¥92,999 |
4 | 7 | パナソニック/CN-AS300D | ¥92,999 |
5 | 4 | パイオニア/AVIC-RZ99 | ¥98,999 |
※オートバックス調べ
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