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ワゴンやミニバンも走れる模擬レース【SAM】

2リットルエンジンのワゴンは
スポーツカー並みのタイム記録

チューニングとドレスアップの融合を謳うイベント「SAM」だけあり、レーシングコースも朝から大盛り上がりだった。
なかでも目玉といえるのは模擬レースで、カテゴリーは東北でブレイク中のKカー、そしてステーションワゴンとミニバンだ。スポーツカー顔負けの走りを披露し、見ているだけでも興奮した!

国際サーキットのスポーツランドSUGOが舞台だけあり、「SAM」は走り系のプログラムもかなり充実している。

どんなクルマでも参加できるタイムアタックの他、大勢のギャラリーが注目するのが模擬レース。面白いのはいわゆる普通のスポーツカーではなく、Kカー/ステーションワゴン/ミニバンの専用カテゴリーであることだろう。

ステーションワゴンのトップ勢は、スポーツモデルにも負けないタイムを誇る。ボディが少し重いだけで重心が高いワケじゃなく、エンジンも2リットル以上の過給器つきが多いので、ポテンシャルはスポーツカーに負けていない!

Kカーこそ全国で模擬レースが行なわれているものの、ワゴンやミニバンってのはかなりレア。サーキットによっては高い全高の関係で走行できないケースもあるが、「SAM」では同格のマシンたちと気軽にレーサー気分を味わえる。

ターボで武装したミニバンも。ストレートの加速は申し分なく、ブレーキも想像しているほど酷使しない。スポーツランドSUGOは長い直線が2本あり、走行風が当たって意外に冷えるのだ。ブレーキダクトがあれば万全?

全車がスターティンググリッドに整列し、タイヤを温めるフォーメーションラップが開始。再びグリッドに戻ったらレッドシグナル滅灯でスタート! こうした手順も本格的なレースとまったく一緒で、普段は体験したくてもできることじゃない。

バラエティに富んだ車種構成は見た目にも楽しい

各カテゴリーが混走というワケではなく、独立してレースが行なわれるのも参加者にとっては嬉しい

背が高い最近のコンパクトカーは『ミニバン』に分類されている

コレが楽しみで毎年SAMに欠かさず参加している、なんてエントランツも決して少なくないのだ。周回数もさほど長くなく、タイヤやブレーキといった最低限のメンテさえ施してあれば、いわゆるサーキット仕様じゃなくとも大丈夫。次回はゼヒ自分の愛車でサーキットを疾走してはいかが?

ミニバンクラスは手に汗を握る大接戦。ポールポジションの女性ドライバー、鈴木幸子選手の狩るフィットがいきなりスピン。しかし怒涛の追い上げで逆転優勝かという展開に。惜しくも届かなかったものの大健闘に拍手!

(レポート&撮影:佐藤 圭)

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