ただ下げるだけならダウンサス
レベルアップするなら最初から車高調だ
何の対策もしないで低車高のまま走ると、確実に車体をダメにしてしまう。
そんな失敗をしないためにも、事前のセッティングが重要だ。
ひと言でシャコタン(車高を下げる)といっても千差万別。
車高調やエアサスの調整、ホイールとタイヤのサイズを考慮しながら、無理のない車高を探ろう。
フェンダー内部のツメ加工や、社外アームへの交換など、ショップと相談しながら、理想のロースタイルを煮詰めるのもありだ。
シャコタンにしても、チューニングにしても言えることだけど、大切なのはどのレベルまでするか?といった目標を持つこと。
ダウンスプリングは手軽だが調整が効かないから、エアロを装着してホイールのツラを合わせるなど攻めた仕様にするとき、改めて車高調整式サスペンションを買い直すことになる。
フロント・リヤともにツラをキメたレクサス19系GS。リヤはツメ折り加工済みで、干渉のリスクを回避している。指1、2本入る程度のクリアランスが、ストレスフリーで普段乗りできる限界か。
これ以上のローダウンは僅かな段差にも気を使いかねない。
装着したパーツを無駄にしない
最初からエアロを付けてなど、ある程度のプランがあるのなら車高調整式サスペンションやエアサスを選んでおけば無駄にすることなく、ドレスアップを進めることができるのだ。
さらに、将来的にエアロも組んでツラを煮詰めたいってなれば、必ずアームが必要になってくる。
ハンドルの切れ角にも影響するし、街乗りが楽になる。これも入れておいて損はしないアイテムだ。
サンプル車のレクサス19系GSは、ハンドルの全切りが可能。どうしてもタイヤがフェンダ ーに干渉してしまう場合は、アッパーアーム交換で改善できることもある。
太いホイールを履くときには、フェンダーのツメ加工が必要になることが多い。
そのまま走ると最悪の場合はバーストすることもある。比較的安価で加工できるため、安全面を考えればやっておいて損はないブブンだ。
(協力:VIPスタイル編集部)
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