造形とギミックを重ねて魅せる
プレミアムな新作ホイール『ヴェクトル』
「ロジャム」のプレミアムホイール第4弾『ヴェクトル』が登場。
実はこのホイール、今年の東京オートサロンで試作品が公開されたもの。
正式リリースにここまで時間をかけた分、仕上がりは寸分の隙もなく、圧巻の3D感を放つ。
「そもそもプレミアムホイールのテーマが立体感なのですが、ヴェクトルでは新たに“超多層(ミルフィーユ)構造”を採用。深さを表現する様々な造形やギミックを折り重ね、ロジャム随一のスーパー3Dデザインを完成させました」と竹内サン。
センターの落とし込みも3D感を生む要因。ナットホールとスポークを融合させた造形も美しい。
鋭き5本と流麗なる5本。異なるニュアンスで仕上げられた10本のスポークは、深い陰影を伴ってセンターへと落とし込まれる。
そのセンターはティアドロップ型のナットホールと、その間を埋める彫刻的なエッジによって、メリハリのある表情を演出。これだけでもなかなかの立体感に見えそうだが、ヴェクトルにはさらに深さを表現する“層”がある。
「ディスク面の一段奥に設けた、インナーベゼルです。リムエンドからは70mmほどの深さがあり、カラーによってはマシニング加工が施されているため陰影が際立ち、視覚的には数値以上の立体感を感じられます」。リムエンドのロゴは、台座は一段高く、文字は深く。こんな部分すらも立体的。
バルブには同社の頭文字があしらわれる。
そのカラーは2色。グロスカットはハイパーブラックをベースに、鋭いスポーク側をポリッシュ加工。
光の反射の違いが、複雑な造形を浮き彫りにする。ブラックトゥールビヨンはブラックパールをベースに、スポークとインナーベゼルにマシニングを施したもの。スポークもインナーベゼルも超多層構造の核心部だけに、3D感はより一層際立つ。
グロスカットは、天面ポリッシュのため、刃物のようなキレを演出。センター側の彫刻的な造形も際立つ。ブラックトゥールビヨンは天面の角と側面を切削。アルミの煌めきが、単調になりがちなブラックディスクのアクセントになる。
ブラックトゥールビヨンのマシニングは、インナーベゼルを一層引き立たせる手法。リムとベゼル、二つのサークルでしっかりと階層もアピールする。
サイズ |
INSET |
Gloss Cut |
Black Tourbillon |
18×7.0J | 50 | ¥44,000 | ¥55,000 |
19×7.5J | 50 | ¥53,000 | ¥65,000 |
20×8.5J | 35/45 | ¥64,000 | ¥77,000 |
22×9.0J | 30/40 | ¥79,000 | ¥93,000 |
※価格はすべて税別。上記はHOLE/PCD:5-114.3。18×7Jのみ5-100を設定する。
ROJAM TEL052-355-0090 http://rojam.jp
(レポート:VIPスタイル編集部)
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