大阪オートメッセで展示された2台が
さらなるリメイクを施して登場!
大阪府りんくう公園予定地で開催された「ブラックパール杯」。今年で10年目という歴史あるドレスアップカー・イベントだ。
200台のエントリーカーの中に、ドレスアップワゴン誌「ワゴニスト(交通タイムス社刊)」の誌面を飾り、「大阪オートメッセ2016」でも展示された2台が参加していた。
今年2月の大阪オートメッセ2016に登場した段階でも、十分に完成の領域に達していると思う作り込みが施されいたが、「強者はドレスアップの手綱を緩めることなし」と思わせる進化を遂げていた。
ガルウイングドアが特徴のエスティマは、そのボディカラーをBMW・M3のグリーンゴールド系からホワイトに一新。さらにヘッドライトやリヤバンパーのデザインを変更してきたのである。
そして驚きだったのがフェンダーだ。従来はワークス風のオーバーフェンダーだったが、それをばっさりと切り捨て、新たに前後の純正フェンダーを買い直し、オーバーフェンダーにリメイクしたそうだ。
グランドゼロで統一されたオーディオは、ラゲッジに外向き用レイアウトを施す。
以前は、シンプルにラゲッジを取り巻くようにスピーカーを配置していたが、今回のリメイクで左右サイドにあったコアキシャル3ウェイスピーカーを中央にブリッヂをかけて装着。中高音の指向性を高め、魅せるオーディオとして進化していた。
大阪オートメッセ2016に登場した当時はダークグリーンだったボディだったホンダ・オデッセイ。今回はレクサスISのシルバーに変更していた。さらにフロントまわりは、マツダ・アテンザをベースにリメイク。
通常ならこれを機にヘッドライトもデザイン変更するのだろうが、オデッセイらしさを残すためあえてノーマルのままにしているそうだ。
しかし、ボンネットをヘッドライトに掛けるなどでイメージを一新。
注目は、CR2には設定のないディスク面をインペリアルゴールドに塗装しているところだ。これはワークに特別に依頼して塗ってもらったそうだ。また、リムにアルマイトカラーを組み合わせるところが渋い。
驚きだったのがボンネットだ。前後長を伸ばしてヘッドライトに被るようにしているのだが、なんと左右にワイド化している。つまり、ボンネットは本来のフェンダーの位置まで延長されている。当然、フェンダーも加工が施されている。
このような変更によって、ドアからボンネットへ延びるプレスラインが大胆かつ流れるようにつながるようになった。
リヤまわりは、テールランプのLED化やリヤウインドウ下のウイングを追加といった変更を施す。
テールランプは、リフレクターの配置やサイドまで光が回り込まないようにするなど、細部までこだわりが詰まっている。
リヤウイングは、Dピラーに追加されたプレスラインとのつながりを意識したデザインだ。
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