わずかな手掛かりから車種を判別
大阪府のりんくう公園予定地で開催された「ブラックパール杯」は、オールジャンルのドレスアップコンテスト・イベント。さまざまな車種のドレスアップカーがエントリーしていたのだが、その中でもベース車両がわかりにくほどのメイクを施しているクルマがあった。
そんな強烈な4台をピックアップ!
ランボルギーニをイメージ!
イタリアのスーパーカー・ランボルギーニのアヴェンタドールをイメージしたそうです。バンパー左右のダクトやリップが見事。リベット打ちの前後オーバーフェンダーは、かなりワイルド。
ホイールは7J×17インチのOZ製アルジェリータ。じつは、このホイールを装着できるように、そして似合うように仕上げたかったそうです。フロントは30mm、リヤは60mmのスペーサーを装着。オーバーフェンダーとのツラを合わせています。
リヤビューを見るとベースとなった車種のヒントがありました。リヤドアのドアノブの位置です。そうダイハツ・ムーヴなんです。ドアの下にもステッカーがありますよね。
リヤビューのイメージは、これまたランボルギーニで、フロントのアヴェンタドールとは異なりウラカンだそうです。アンダーディフューザーが迫力満点。エアサスで車高を下げ、ペッタリと着地しています。
内外装のギャップが楽しい
シルバーのムーヴの隣も驚愕メイクのムーヴ。フロントのリップとリヤのど派手なディフューザーをコネクションロッドで固定しています。
ルーフスポイラーも巨大で、オーバーフェンダーとともにKカーとは思えない存在感です。
前後のフェンダーは、それぞれ後ろ3分の1から4分の1がカットされ、まるでスーパーGTのマシンのようにタイヤが見えています。
こんなスパルタンな出で立ちながら、インテリアがパステルカラーと外観とのギャップ感がもの凄い。
ステアリングやダッシュボード、シートはカラフルのひと言。しかも、完全対称デザインではなく、要所要所の配色から統一感のあるインテリアになっています。
ルーフも張り替えられ、シートまわりとはまた異なるカラーリング。
これだけの色を使っているのに、バラバラ感がないのは、まさにデザイン(配色)の妙といえます。
ケーニッヒ風ブリスターフェンダー
まるでケーニッヒのようなブリスターフェンダーを装着するホンダ・ライフ。リヤフェンダーはリヤドアあたりから膨らましていて、サイドダクト風に仕上げています。
おそらく全幅は1700mmを超えているはず。左右の出幅は、片側110mm以上でしょう。
タイヤサイズは、フロントが165/45R15、リヤは195/45R15と異サイズ。しかもディープなワイドリムで引っ張っています。フューエルリッドをフェンダーのプレスラインに合わせているところも絶妙ですね。
リヤディフューザーは、ボディカラーのレッドとブラックを塗り分け立体感がアップ。ディテールがシッカリと見えています。
VWゴルフ20Rのバンパーを投入!
フロントバンパーは、VWゴルフのスポーティモデルR20と日産キューブのニコイチ。グリルも大胆に変更されています。
ホイールはOZ製ですがワンオフサイズとのこと。ちなみに質感の高そうなボディカラーは、ポルシェ・マカンの色に合わせたそうです。
内装は、ドアトリムやダッシュボードに肌さわりの良さそうな素材で張り替え。「マイルーム」と謳う日産キューブが車内が、より居心地の良さそうな空間へと変わっています。
後席とラゲッジのスペースには、モスコニ製アンプが2枚とグラデン製の5インチサブウーファー3発とデュアルのコアキシャルスピーカーを装着。ちなみにフロントはフォーカル製スピーカーとマニアックなチョイスをしています。
イタリアンな雰囲気を持つスポーツセダン
オレンジのボディカラーにブラックのカーボンボンネットとルーフと、その組み合わせだけでも注目度が高いセダンです。
フロントからは車種不明。マセラティを彷彿させるラジエータグリルですが、特徴的なバルカンHIDヘッドライトを見て日産F50型シーマとわかりました。
カーボンボンネットにはダクトも備えるスポーティ仕様。まさにスポーツセダンです。
足まわりは、ホイールがスーパースターのLEONHARDIRITT。タイヤはフロントが245/30R20、リヤは285/30R20という堂々たるサイズ。イデアルのブレーキキャリパー、スリットローターで制動力もアップ。
内装もオレンジに張り替え。ドアトリムやシートにグレー系の色を入れているのがお洒落です。
圧巻なのがトランクのオーディオ。作り込みもさることながら、オールロックフォードで固めています。しかも、アンプは名機T1000-4。これはただ者ではありません。
【関連記事】