シンプルなパーツ構成が故障が少なく
長寿命なLEDバルブのメリットを引き上げる
ヘッドライト用LEDバルブを選ぶとき、重要なポイントは3つ。
「壊れにくい」、「取り付けがカンタン」、「正確な配光」が基本中の基本です。
じつは、「壊れにくい」と「取り付けがカンタン」は、シンプルな構造を採用することで実現します。
「fcl.」の『LEDヘッドライト』は、シンプルかつ強靱な素材を使っているので、球切れをしにくく長寿命なLEDならではの特徴を体験できるのです。
「壊れにくい」とは、製造精度の高さも必要です。そこに、パーツ点数が少なければ故障しにくくなります。
上の写真は、fcl.のH4用LEDヘッドライトです。構成パーツは、LEDバルブ、シェード、純正ヘッドライト配線と接続するケーブルの3点とじつにシンプルです。
取り付けは、まずヘッドライトユニットにシェードを固定します。爪の部分は、H4バルブと同じ形状になっていますので、カバーされている部分が下側に来るはずです。
そしてゴムのダストカバーを装着して、その穴からLEDバルブを差し込みます。このとき、LEDバルブが正しい向きに装着するために、シェードの爪とLEDバルブの溝が噛み合うようにセットするのがポイント。
最後に純正のヘッドライト配線と付属のケーブルをつないで、LEDバルブと接続すればOKです。
最近のクルマはエンジンルームの密度が高く、別体式コントローラーでは、その設置場所に困ることがあります。そのような面倒なことを考えずに装着できることも重要でしょう。
ここで注目したいのが、LEDバルブの冷却部分です。
LEDは発行するとチップが発熱するのですが、しっかりと冷却しないと故障の原因となります。
fcl.の『LEDヘッドライト』は、軽くて熱伝導率に優れたアルミ合金のフィンで放熱しています。しかも、ミサイル用にも使用されるほどの強度を持っているアルミ素材を採用しています。
メーカーによっては、電動ファンで冷却しているものもあります。
ところがLEDバルブの後方にあるため、エンジンルームで向きだし状態になっています。
当然のことながら、ファンは冷却風と一緒にチリやホコリも吸い込みます。
するとファンのすき間にホコリが溜まり、最終的にはファン自体が故障。LEDチップが冷却されなくなり、すぐに点灯できなくなってしまいます。そういう点でフィンタイプは、ホコリなどを吸い込むこともないので、冷却性能が安定しているわけです。パーツ点数が少ないことも故障箇所が少なくなります。これがシンプルなパーツ構成であるメリットと言えるでしょう。
そしてヘッドライトとしてもっとも重要なのが配光性能です。
ヘッドライトのレンズカットどおりの配光ができないと、光が拡散して対向車に迷惑をかけたり、路肩側が見えにくくなったりします。なにより車検をパスできない可能性もあるのです。
ということでLEDバルブを選ぶときは、「壊れにくい」、「取り付けがカンタン」、「正確な配光」をよく考えてほしいと思います。
ちなみに下の写真は、向かって左側が「fcl.」の『LEDヘッドライト』で右側が純正のハロゲンランプです。
やはりLEDバルブのほうがクリーンな印象。青白すぎない光が、照らしている部分の明るさも十分に確保しています。