現役時代でも存在自体が希少な
R32スカイラインGT-R・VspecII N1
12月11日富士スピードウェイで開催されている「ニスモフェスティバル」に、神奈川県のGT-R中古車専門店「ベストR」が、未登録のR32スカイラインGT-R VスペックII N1を展示。
こんなお宝というか希少な個体が世の中に存在しているとは。
販売価格は表示されていなかったが、間違いなく1000万円、いや2000万円で取引されるだろう。
「ニスモフェスティバル」は、歴代および現役の日産のレーシングカーが走行し、レーシングドライバーのトークショーなど、日産ファンには欠かせない年末恒例のイベントだ。
パーツメーカーやチューニングショップのブース出展もある。お宝グッズやレアアイテムが販売されるのも、このイベントの特徴。
そんななかで度肝を抜かれたのが、このR32スカイラインGT-R VスペックII N1だ。
ベストRの植田社長曰く「値段を付けられない。とにかく注目度を高めるために持ち込みました」。
そのとおり、多くの人が驚きを隠せない個体である。
そもそもR32GT-RのなかでもVスペックは上級グレード。そのN1とは、レース用のベースモデルとして販売されていた。つまり、R32スカイラインGT-Rが販売されていた当時でもレアな車だったわけだ。
そんな車の未登録・走行10kmなんて、いったいどこに保管されていたのだろうか?
R34スカイラインGT-R VスペックII N1 Nurの5000km走行が1800万円というプライスタグが付けられ、R32のGT-Rで走行1000km未満が1000万円超で取引されたことを考えると、この個体は1000万円はもちろん、2000万円超えも考えられる。
シートのビニール、ブリヂストン製ポテンザRE010タイヤなど、まるで現在にタイムスリップしたかのようにしか思えない。
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